犬や猫を飼っている人は、一緒に遠くまでドライブやキャンプに出掛けたいと考えている人も多いでしょう。
そんなときに注意しておきたいのが「ペットの車酔い」です。
今回のコラムでは、事前にできるペットの車酔い対策について解説します。
ペットと車で出かける際には車酔いに注意
犬や猫を飼っている人は、ペットと一緒にドライブやキャンプに出掛ける機会も多いと思います。
そんなときに、注意しなければならないのがペットの車酔いについてです。
ペット保険の「PS保険」を提供しているペットメディカルサポート株式会社が行った調査によると、次のような結果が出ているそうです。
質問 『愛犬との旅行経験から、旅行先で最も困ったことは何ですか?』
・車酔いや慣れない環境により愛犬の体調に変化があった 30%
・トイレに失敗してしまった 24%
・愛犬の食欲が減退した 17%
・愛犬の寝つきが悪くなった 14%
・愛犬が大きな声で吠えたりして周囲に迷惑をかけた 6%
・愛犬がケガをした 1%
・その他 9%
(出典:ペットメディカルサポート株式会社 愛犬との旅行に関する実態)
この調査は、犬の飼い主を対象に行われた調査ですが、愛犬との旅行で困った経験として、車酔いや慣れない環境による愛犬の体調の変化が上位に挙げられています。
つまり、ペットとドライブする際には、車酔いや体調の変化に注意しなければならないということです。
ペットの車酔いの症状とは?
犬や猫などのペットは、車で移動する際に、車酔いしてしまう場合があります。
主に次のような症状があらわれます。
・嘔吐
・落ち着きがなくなる
・からだが震える
・吠える
・よだれが出る
・ぐったりとしてしまう
基本的には、人間が車酔いするときの症状に似ているようです。
気持ちが悪くなってしまい、嘔吐してしまう場合もあります。
ペットは、人間とは異なり、車酔いしてしまっていることを言葉で伝えることはできません。
そのため、飼い主がペットの様子をしっかりと確認してあげる必要があります。
上記のような症状が確認できる場合には、動物病院を受診するようにしましょう。
ペットが車酔いしてしまう主な原因
ペットは、車で移動する際に車酔いしてしまうケースがあると解説しました。
では、どうして車酔いしてしまうのでしょうか?
主な原因として挙げられるのは、次のようなものです。
車の揺れ
ペットが車酔いをしてしまう大きな原因と言われているのが、車の揺れです。
車を運転する人や車に乗る機会が多い人であれば、すぐに理解できると思いますが、車に乗っていると揺れを感じることがあります。
この車の揺れが続くことによって、ペットの平衡感覚や自律神経が乱れてしまい、車酔いをしてしまうのです。
ストレスや不安
また、ペットが車酔いしてしまう原因は、車の揺れだけではありません。
普段とは違う環境によるストレス、不安などから車酔いしてしまう場合があります。
とくに、車に乗ることに慣れていないペットの場合には、ストレスや不安を感じることが多いでしょう。
ニオイ
車には、普段感じることのないさまざまなニオイがあります。
例えば、車の燃料となるガソリンのニオイや芳香剤などのニオイです。
とくに、犬は人間よりも嗅覚が優れているため、さまざまなニオイによって車酔いしてしまう場合があります。
ペットの車酔いを防ぐための対策について
ペットと楽しい思い出を作るために出掛けたのに、車酔いによって、ペットがぐったりとしてしまうのは避けたいところです。
では、ペットの車酔いを防ぐために、事前にできることはあるのでしょうか?
動物病院を受診して酔い止めの薬を処方してもらう
まず、対策として挙げられるのが、動物病院を受診してペット用の酔い止め薬を処方してもらうというものです。
この薬を上手に活用することで、ペットの車酔いの予防に役立ちます。
車で出かける前に、使用すると効果を期待することができるでしょう。
ペットの車酔いについて不安や心配があるという場合には、獣医師に相談するのがおすすめです。
慎重な運転を心がける
また、車の運転も慎重に行う必要があります。
急に加速する、あるいは急に減速するなどを繰り返していると、大きな揺れを感じることになり、ペットが車酔いしやすくなってしまうのです。
ですから、安全運転はもちろんですが、慎重に運転することを心がけましょう。
ペットの大切な命を預かっているということを忘れないことが大切です。
空腹や満腹の状態でペットを乗せない
ペットが空腹や満腹の状態で車に乗ると、車酔いしやすくなると言われています。
満腹の状態では、ペットの胃に負担がかかりますので、避けるのがよいでしょう。
空腹や満腹の状態を避けるためには、車で出発する数時間前に少量食事を与えるようにするのがおすすめです。
このようにすることで、ペットが空腹や満腹の状態になることを避けられます。
適度な休憩を行う
運転する人間もそうですが、ペットにとっても長時間のドライブは大きな負担となってしまうのです。
そのため、ペットのためにも適度な休憩を行うようにしましょう。
例えば、1時間に1回あるいは2時間に1回などのように適度な休憩が大切です。
最近では、サービスエリアにドッグランが設置されているケースも増えています。
出発する前に、ペットが休憩できるような場所を探しておくようにするとよいでしょう。
適度な休憩をすることで、人間もペットもより快適にドライブを楽しむことができます。
ペットとのドライブにおすすめのアイテム
ここではペットとドライブに出掛ける際におすすめのアイテムをご紹介します。
3Way Drive&Carry
こちらのアイテムは、それぞれのシーンにあわせて、3つの使い方ができるのが特徴です。
ペットとのドライブの際には、ドライブ用のキャリーとして活用することができます。
付属のベルトを活用することで、車のシートにセットすることができるので、より安全にペットとのドライブを楽しむことが可能です。
ドライブ以外では、キャリーバッグとして活用することもできますし、カフェマット・ピクニックマットとしてもお使いいただけます。
シーンにあわせてご活用ください。
Pet Carrier muna BC
こちらのアイテムは、4つの使い方ができるのが大きな特徴です。
その4つとは、背負う・抱える・手提げ・ショルダーの4つ。
ペットとのドライブでは、付属のベルトを使用することで、車のシートベルトを使って固定することができるので、より安心してドライブを楽しむことができます。
また、奥行きがあり、ペットがゆったりと快適に過ごせるのも大きな魅力です。
さらに、市販のキャリーカートに載せることもできます。
こちらもシーンにあわせてさまざまな使い方が可能です。
ペットとのドライブをこれから行いたいと考えているのなら、ぜひこちらで紹介したアイテムをご活用ください。
まとめ
犬や猫などのペットは、人間と同じように、車酔いしてしまう可能性があります。
車酔いを防ぐためには、事前に獣医師に相談するのがよいでしょう。
また、慎重な運転を心がけることや適度な休憩を行うことも大切です。
それから、ペットとのドライブをより快適に、安全に楽しむためには、車のシートにしっかりと固定できるキャリーなどを用意しておくとよいでしょう。
固定しておくことで、ペットが怪我をしてしまうリスクを軽減することができます。