おしゃれな犬の服の種類とは?メリット・デメリットや選び方を解説

2023.11.08全て犬関連コラム

愛犬に服を着せていますか?
犬は服を着なくても生きていける動物です。ですが、その一方で換毛期の抜け毛対策、冬の体温調節、病気や怪我からの保護などさまざまメリットがあります。毎日の生活に上手に服を取り入れて快適に過ごせるようにできるといいですね。
今回は犬に服を着せるメリット、服の種類や選び方などを解説していきます。

「おしゃれ」だけじゃない!犬に服を着せるメリット

以前は犬の服といえばおしゃれアイテムというイメージでしたが、最近では抜け毛対策や体温調節のために着せる人も増え、服を着せるメリットにも注目されています。では、どのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット1:抜け毛対策・予防

服は抜け毛対策にも有効です。ダブルコートの犬種は春と秋の年2回の換毛期に毛が抜け替わり、犬種によっては驚くほど大量の抜け毛が発生します。いくら愛犬から出たものといってもうんざりしますよね。

もちろん、服を着せても抜け毛の量は変わりません。でも、抜け毛の飛び散りを抑えられますから、掃除の手間とストレスを大幅に軽減できるでしょう。

また、犬といっしょにカフェや公共の施設を利用する際にも飛び散る抜け毛は気になります。最近では、そういったシーンでの抜け毛対策として、服を着せる飼い主さんも増えています。

メリット2:暑さ・寒さ・雨対策

服には暑さ寒さなどの体温調節にも最適です。
犬は全身毛で覆われているために寒さに強いと思われがちですが、トイプードルやチワワ、イタリアングレーハウンドなど、寒さに弱い犬種も存在します。
最近では、暑さ対策になる服もあります。冷感素材を使用した服や、水で濡らすことでひんやりする服などは、暑い季節のお散歩にぴったりでしょう。

そのほか、雨の日のお散歩にはレインコートがおすすめ。手足までしっかり覆うつなぎタイプなら、帰宅後のお手入れの手間もかなり軽減されます。

メリット3:病気・怪我予防

犬にとって散歩はご飯に次ぐ楽しみのひとつですが、病気や怪我のリスクも忘れてはいけません。犬に服を着せることで防げるリスクもあります。

・ノミやダニなどの寄生虫
・蚊や蜂などの虫刺され
・直射日光や紫外線による皮膚トラブル

犬だけでなく人間への影響もあるノミやダニの寄生、虫刺されを予防できれば、病気のリスクを減らすこともできるでしょう。

また、直射日光から皮膚を守ることで、皮膚炎の予防になります。さらに、日光過敏症や皮膚ガンの予防効果も期待できます。

犬に服を着せる理由のトップは「寒さ対策」

ところで、飼い主さんの多くは実際にどのような理由で服を着せているのでしょうか?
株式会社totonouが実施した「ペット(犬)の洋服事情」に関する調査によると、犬に服を着せる理由の47%が「寒さ対策」でした。服を着せている犬のサイズは小型犬が多く、シングルコートのトイプードルや寒さに弱いチワワが多いという結果になっています。
服を着せたことで「震えなくなった」「外で歩くようになった」との意見もありますから、寒さ対策としては一定の効果があることが伺えます。
寒暖差の激しい季節の変わり目や、寒い季節には状況に応じて服を着せてあげるとよいでしょう。

※出典:株式会社totonou「犬に洋服を着せるのはエゴじゃなかった!」

犬に服を着せるデメリットはあるの?

犬に服を着せることにはメリットばかりでなく、デメリットもあります。

・静電気が起こりやすくなる
・毛玉の原因になる
・皮膚の状態が確認しづらい

犬はもともと静電気がたまりやすいとされており、服の素材によってはさらに静電気をため込む原因になってしまいます。また、服と被毛がこすれるため毛玉の原因になったり、皮膚の状態を確認しづらくなることもあります。
対策としては、静電気が起きにくい綿や麻などの天然素材のものを選ぶ、外出時だけ着せるなどがあります。着せっぱなしにしないことでブラッシングや皮膚のチェックがやりやすくなります。

犬の服4つの種類と特徴

犬の服は大きく4種類のタイプに分類できます。それぞれ用途や着心地、着せやすさなどに違いがあります。また、デザインだけでなく素材もさまざま。どのような種類と特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

種類1:タンクトップタイプ

タンクトップは袖のないデザインなので、簡単に着せることができます。服が苦手な犬にも着せやすいので、服を着る練習にもピッタリでしょう。
カジュアルなデザインから、かわいらしい装飾が施されたものなど豊富なデザインが魅力的です。性別、年齢問わずどんな犬にも着せられます。
夏の紫外線対策や暑さ対策用の冷感素材を使用した服も多いです。

種類2:Tシャツタイプ

犬の服ではオーソドックスなタイプです。長袖と半袖があるので、季節によって使い分けるのも良いでしょう。また、薄手の素材から厚手の生地を使用したトレーナーなどもあります。
デザインも豊富で、おしゃれなものも多いです。フード付きのものやフリルやギャザーなどの装飾が施されている凝ったデザインのものも見られます。実用性だけでなく、おしゃれにもこだわりたい人におすすめです。

種類3:ジャケット・コートなどのアウター

ジャケットやコートなどのアウターは寒がりの犬種のお散歩に欠かせません。冬の寒冷地では必須アイテムといってもいいかもしれませんね。
素材はフリースなど軽くて扱いやすいものから、本格的な防寒対策ができるものまで幅広くあります。寒さに弱い犬種はしっかりとした防寒対策ができるタイプのものを用意しておくと良いでしょう。

種類4:つなぎ

つなぎタイプは、体だけでなく、手足まですっぽりと全体を覆うタイプの服です。足まで覆うタイプのレインコートを想像するとわかりやすいでしょう。
普通に服として着られるおしゃれなデザインから、アウターやレインコートなどの実用的なものまであります。
全身を覆うので抜け毛対策にも有効です。カフェや公共施設を利用するなら1着は持っていたいタイプです。

犬の服の選び方と3つのポイント

犬の服を選ぶ際はどんなところに注目または注意したら良いのでしょうか?目的や素材、着心地の良さ、安全性を重視した選び方を紹介します。

ポイント1:目的から素材・機能性を逆算する

まず最初に考えるのは服を着せる目的と、そのためにどのような機能が必要かを明確にすることです。
目的に合った素材や機能性、デザインを考えて選ぶことで、服を着る犬の快適度は大きく変わります。
季節を問わずおすすめなのは、毛がつきにくい素材です。夏用なら通気性に優れた冷感素材など熱さ対策が施された素材、秋冬用ならば暖か素材のものなど季節にあった素材の服を選んであげましょう。

ポイント2:サイズに注意する

犬の服は大きすぎても小さすぎてもいけません。犬の動きを妨げないピッタリサイズの服を選んであげましょう。サイズが合っていないと着心地の悪さにもつながります。
犬の服はブランドによってサイズ感や表記が異なります。また、対応犬種のサイズでも体の大きさには個体差がありますので、かならずサイズを測って購入するようにしましょう。
計測するのは以下の箇所です。

・首回り(首の付け根の一番太い箇所)
・胴回り(胴の一番太い箇所)
・背丈(首の付け根〜尻尾の付け根)

短毛種はピッタリサイズで、長毛種は胴回りを1〜2 cmほど余裕を持たせたサイズにしましょう。

ポイント3:装飾が少なくて丈夫な素材の服か確認する

ボタンや飾り、フリルなどかわいらしい装飾の服も多いのですが、なるべく装飾が少ないシンプルなデザインで丈夫な素材のものを選ぶようにしましょう。ボタンなどは噛みちぎって飲み込んでしまう危険性があります。
また、使用している素材が簡単に破れるなど破損しそうなものも注意が必要です。散歩中に引っかけたり、素材を噛んだりして破ることも考えられます。できるだけ丈夫な素材のものを選びましょう。

愛犬にとって快適な服を選んであげよう

犬に服を着せることには、抜け毛対策、体温調節、病気や怪我の予防などのメリットがあります。目的に合った服を適切に選び愛犬が快適に過ごせるようにしましょう。もちろん、愛犬がいやがる場合は無理強いは厳禁です。

お散歩やお出かけの際に服を着せる飼い主さんも多いと思います。そんなときは、ハーネスと組み合わせるのがおすすめです。

OPPOでもおしゃれさと実用性を兼ね備えたハーネス「Double Premium Harness」を扱っています。サイズ調整も簡単にできますので、服の上からでもしっかりとフィットします。ぜひ、ご検討ください。

※関連商品:Double Premium Harnessハーネス