猫のトイレの掃除方法とは?どのくらいの頻度で行う?

2023.09.20全て猫関連コラム

猫を飼うときに、覚えておきたいのがトイレの掃除方法や頻度についてです。
誤った掃除方法や適切な頻度で掃除を行わないと、汚れやニオイで困ってしまうかもしれません。
今回のコラムでは、「猫のトイレの掃除方法」や「掃除の頻度」について解説します。

多くの飼い主が猫の排泄物のニオイが気になっている

猫のトイレの掃除方法や頻度について解説する前に、実際に猫を飼っている人が、どのようなことに悩んでいるのかを知っておきましょう。

パナソニック株式会社が、猫のオーナーを対象に行った、「猫のニオイについての調査」によると、以下のような結果となったそうです。
●「猫と暮らす中でニオイについて気になることはありますか?」
はい83.3% いいえ16.7%

●「何のニオイが気になりますか?」
猫のウンチのニオイ 77.2% 猫のオシッコのニオイ 54.3% 部屋全体のニオイ 31.3% 残っている置き餌のニオイ 11.1% 猫の体のニオイ 10.4%

(出典:パナソニック株式会社「猫のニオイについての調査」)

調査結果を見てみると、猫オーナーの8割以上が、ニオイが気になると回答しています。
さらに、ウンチのニオイが77.2%、オシッコのニオイが54.3%と排泄物のニオイが気になっていることがわかるでしょう。

トイレ掃除の方法は使用しているトイレによって変わる

猫のトイレの具体的な掃除方法についてですが、使用しているタイプによって異なります。
固まる猫砂を使用したトイレの場合には、排泄してある部分の猫砂をスコップですくい、捨てるのが一般的です。

また、2層で構成されているシステムトイレを使用している場合には、通常の掃除ではウンチの処理だけで済みます。
オシッコは、シートに吸収される仕組みとなっているので、毎回交換する必要がありません。

それから、覚えておきたいのが猫砂は全量交換が必要になるということです。
排泄部分を捨てて、猫砂を足せば綺麗なのではないか、と考えるでしょうが、排泄物はかなり飛び散っているものなので、定期的な交換が必要となります。
また、猫砂をすべて変えるだけでなく、トイレ本体を丸ごと洗うのも重要なポイントです。
洗わずに、猫砂だけを交換しているだけでは、不衛生ですし、雑菌などが繁殖してしまう恐れがあります。
そのため、定期的に丸洗いをするようにするのがポイントです。

掃除の頻度は飼っている猫の数や汚れ具合によって違う

簡単に、猫のトイレの掃除方法について解説しましたが、次に押さえておきたいのが、どのくらいの頻度で掃除をするかです。
結論から言えば、飼っている猫の数や汚れ具合などによって異なると言えるでしょう。

排泄物の処理については、基本的には毎日行うのが良いと言えます。
猫は、綺麗好きと言われるように、汚れているトイレでは、排泄しない場合もあるのです。
また、最初にも紹介しましたが、猫の排泄物はかなりニオイが気になるので、そのような点からもできるだけ頻繁に取り除くようにするとよいでしょう。

システムトイレを使用している場合には、オシッコを吸収するシートの交換は、週に1度くらいの頻度で交換するのが適切です。
ですが、多頭飼いしている場合や、汚れが目立つなどの場合には、頻繁に交換するとよいでしょう。

それから、猫のトイレ本体を丸洗いする頻度についてですが、こちらは最低でも1ヶ月に1回以上は行うべきです。
余裕があるという場合には、週に1回、あるいは2週間に1回などのペースで洗うのもよいでしょう。
こちらも、多頭飼いしている場合や、汚れが目立つ場合などには、もう少しこまめに掃除をするのもおすすめです。

掃除を怠ると多くの問題が発生する

猫のトイレは、ニオイや衛生面から、こまめに掃除をすることが大切。
しかし、仕事やプライベートでの忙しさから、ついつい掃除が疎かになってしまうこともあるでしょう。
そこで、知っておきたいのが、掃除を怠るとどのような問題が発生するのかです。
次のような問題が発生する可能性があります。
●猫が汚くなったトイレを使わなくなる可能性がある
●トイレ以外の場所で排泄をしてしまう
●排泄を我慢することで病気になってしまう

まず、大きな問題としては、猫がトイレを使わなくなってしまうということです。
当たり前ですが、トイレは排泄をする場所ですので、そこを使わなくなってしまうのは大きな問題となります。
それは、トイレ以外の場所で排泄をしてしまう可能性が高くなるからです。
そうすると、掃除も大変になりますし、ニオイが部屋の中に染みついてしまう可能性もあります。

さらに、大きな問題として挙げられるのが、大きな病気を引き起こしてしまう場合があるということ。
猫が膀胱炎になってしまうだけでなく、腎臓病や尿毒症などの病気につながる恐れがあるのです。
飼い主さんの中には、「掃除をしないだけで、そんなに大きな問題なのか?」と考える人もいるかもしれませんが、命に関わる危険性があるくらいとても重要なものと言えるでしょう。
大切な愛猫が、病気になってしまうのは、絶対に避けなければなりません。
ですから、できるだけ清潔な状態を保つようにしましょう。

猫のトイレ中の様子に注目しておくのもポイント

猫のトイレを清潔に保つことが重要と解説しましたが、猫が快適にトイレを使えているかを判断するのは、簡単なことではありません。
どうすれば、その判断をすることができるのでしょうか?

環境省では、【猫の動作で分かる「トイレの不快度」】という資料を公開しています。
その資料によると、次のような動作は、猫がトイレについて不快と感じているそうです。
① 猫がトイレの縁に立って排泄する(狭い)
② 慌ててトイレから出てくる(汚いので、そこに居たくない)
③ 短時間しかトイレに入らず、あまり掘ったり埋めたりしない(掃除がされていない)
④ トイレの後、足を振っている(足についた排泄物を振り払っている=足に排泄物が付いてしまうくらい砂が浅い)
(出典:環境省「猫のトイレを考える」)

愛猫が、上記のような動作をしていたら、トイレが快適ではないと考えていることを意味します。
快適に使用できるように、掃除や改善を行いましょう。

おすすめ商品について


猫のトイレに関する商品で、おすすめしたいのが「ToiletScreen トイレスクリーン」です。
おすすめする理由は、猫砂やオシッコの飛び散りを防止できるため。
猫砂やオシッコが飛び散ると、掃除が大変になりますし、ニオイも気になります。
飛び散りを防止することで、掃除を楽にしてくれるのが魅力です。
また、目隠しにもなるので、部屋に置きやすいのもポイント。
目隠しのスクリーンはプラスチック製で、汚れた場合は簡単に拭き取ることができます。
水洗いもできるので、清潔な状態を保ちやすくなるでしょう。


それから、「Scoopスクープ」もおすすめです。
こちらは、猫砂をすくうためのスコップです。
さまざまな大きさの猫砂に対応していますので、猫砂を選ばずに使えるのがポイント。
穴の大きさを調節できます。
使用した猫砂をすくいとるのに便利です。
自立タイプなので、トイレの近くに立てておくとよいでしょう。
フックなどにかけておくことも可能です。
ぜひ、猫のトイレ用にご活用ください。

まとめ

猫のトイレ掃除は、飼っている猫の数や汚れ具合によっても違いますが、排泄物は毎日取り除くのがよいでしょう。
また、トイレ本体を定期的に丸洗いすることや、猫砂を取り換えることも重要です。
掃除が十分でないと、猫がトイレを使わなくなる場合や、大きな病気につながる恐れがあります。
そのため、定期的に掃除をするのがよいでしょう。