犬や猫のグルーミングのやり方や適切な頻度について

2024.01.05全て猫関連コラム

犬や猫を飼っている人の中には、トリミングを行っている人が多いと思います。
トリミングと同様に重要となるのがグルーミングです。
今回のコラムでは、「犬や猫のグルーミングのやり方」「グルーミングを行う頻度」について解説します。

犬や猫の全体の手入れをするのがグルーミング

犬や猫のグルーミングのやり方について解説する前に、「グルーミング」について見ていきましょう。
皆さんは、グルーミングについて知っていますか?
犬や猫に対するグルーミングとは、全体の手入れをすることを言います。
具体的には、次のようなものです。
・ブラッシング
・爪切り
・シャンプー
・歯磨き
・耳掃除

上記に挙げたのが代表的なものですが、このような全体の手入れをすることをグルーミングと呼んでいます。

それから、よく混同されてしまうものが、「トリミング」です。
ペットサロンなどでも行われているトリミングですが、どのような違いがあるのかを理解していない人も多いでしょう。
トリミングには、刈り込む、切り取るなどの意味があり、体の毛をカットすることを言います。
カットすることがメインとなっているのが、大きな違いと言えるでしょう。
体の毛を整えるのと、体全体の手入れを行うという違いがあります。

グルーミングの目的は健康管理や清潔な状態を維持するため

「グルーミングとは何か?」「グルーミングとトリミングの違い」について解説しました。
ここで、気になるのがどうしてグルーミングを行う必要があるのか、についてです。
犬や猫の体全体の手入れを行うのには、きちんとした理由があります。
主に、次のような目的があるのです。

健康管理

大きな目的は、犬や猫の健康管理です。
グルーミングを行うことで、体全体をチェックすることができるので、病気や異常などの早期発見が可能となります。
皮膚などに異常が出ていないか、怪我をしている場所や痛がるところがないかなどをチェックできるのです。
また、ブラッシングは血行促進につながると言われています。

清潔な状態を保つため

それから、清潔な状態を保つためというのも大きな目的です。
皮膚はもちろんですが、犬や猫の耳や歯なども汚れやすくなっています。
そのような汚れを放置していると、病気やトラブルなどにつながる恐れがありますので、清潔な状態を保つためにも、グルーミングは重要と言えるでしょう。
さらに、悪臭を防止するためというのも目的の1つと言えます。

飼い主の怪我防止のため

グルーミングは、ペットの健康管理のため、病気や悪臭の予防のためというのが、主な目的ですが、飼い主のためでもあるのです。
飼い主のためというのは、飼い主の怪我を防止するため。
犬や猫の爪が伸びたままだと、飼い主が怪我をしてしまう可能性があります。
顔や手などを引っ掻かれる等、怪我をしてしまう恐れがあるのです。
そのような怪我を防止するためには、定期的に爪切りを行い、怪我のリスクを軽減しておくことが重要となります。

猫の場合には、爪が長いと、家具や床、壁などを傷つけてしまう恐れがありますので、そのような被害を防止するという意味でも大切となるでしょう。

ペットとのコミュニケーションのため

グルーミングを行う目的として、忘れてはいけないのが、ペットのとのコミュニケーションのためです。
ペットの体を撫でることで、ペットとの信頼関係が深まると言われています。
さらに、ペットを撫でることによって、ストレスが軽減するとも言われており、ペットとの信頼関係を築くためにも非常に重要と言えるでしょう。

グルーミングのやり方について

グルーミングの目的について解説しましたが、グルーミングのやり方についても解説します。
グルーミングを行う際に必要となるものは、次のようなものです。
・ブラッシングを行うためのブラシ
・シャンプー
・爪切り
・犬用の歯ブラシや歯磨きシート
・イヤークリーナー(耳掃除)

それでは、それぞれのやり方や頻度について解説します。

ブラッシング

ブラッシングは、ブラシを使って行います。
ブラッシングを行うことで、無駄な毛を取り除くことができますし、血行促進などの効果も期待することができます。
ブラシには、さまざまなタイプがあり、ペットの種類によって最適なものを選びましょう。
強すぎると、痛がるので優しく撫でるようにブラッシングするのと、全体的に体をチェックして、異常などがないかを確認するのがポイントです。

犬の場合には、基本的には毎日行うのが良いとされています。
猫の場合には、長毛種であれば毎日、短毛種であれば、2~3日に1回程度の頻度です。

爪切り

爪切りでは、犬や猫用の爪切りが販売されているので、それを利用して爪を切ります。
爪を切る際には、血管や神経をしっかりと確認する必要があるのです。
その部分を切ってしまうと、出血してしまうので、必ず注意が必要となります。

犬の場合であれば、月に1回程度の頻度で爪切りを行うとよいでしょう。
猫の場合も同様に、月に1回程度の頻度で爪切りを行うのがよいと言われています。

シャンプー

シャンプーを行う場合には、最初に犬や猫の体をお湯で濡らすのがポイントです。
さらに、頭にシャンプーが付いている時間を短くするために、お尻の部分など、体の後ろ側から洗い最終的に頭を洗うという順番で洗います。
シャンプーが残らないように洗い流し、全身をしっかりと乾かすことが大切です。

犬の場合には、月に1~2回程度の頻度。
猫の場合には、長毛種であれば月に1~2か月程度、短毛種であれば半年に1回、1年に2回程度でよいとされています。

歯磨き

歯磨きについては、歯ブラシを使用する方法と歯磨きシートなどを使用する方法があります。
基本的には、歯ブラシを使って磨くのがよいとされていますが、口の中に歯ブラシが入るのが嫌というペットもいるので、そのような場合には歯磨きシートを使用するのがおすすめです。
歯磨きシートでは、シートを指に巻き、その指を犬や猫の口に入れて歯を擦るというやり方になります。

犬の場合には、基本的には1日1回、最低でも3日に1回の頻度で行うのが理想です。
猫の場合には、基本的には1日1回、最低でも1週間に2~3回の頻度で行うのが理想とされています。

耳掃除

耳掃除では、イヤークリーナーを使用する方法などがあります。
コットンなどに、液を垂らして、そのコットンで耳の汚れを拭き取るというもの。
耳掃除については、犬や猫ともに1~2週間に1回程度の頻度でよいとされています。

グルーミングにおすすめのアイテム


犬や猫のグルーミングにおすすめなのが、「Groomo(グルーモ)」です。
グルーモは、粘着ローラーで、ペットとのコミュニケーションが可能となっています。
ペットを撫でることで、抜け毛が粘着シートに貼り付くというアイテムです。
ペットの毛が付いてしまった、ソファや衣類などにも使用できます。
価格もリーズナブルですし、掃除もでき、ペットとのスキンシップもできるのが大きな特徴です。
犬や猫を飼っている人は、グルーミング用のアイテムとして、ぜひご活用ください。

まとめ

ペットのグルーミングは、体全体の手入れをすることです。
トリミングは、毛のカットですが、グルーミングは、体全体の手入れという違いがあります。
グルーミングは、ペットの健康管理や清潔な状態を維持するために行っているのです。
弊社では、グルーミングに便利なアイテムをご用意しておりますので、ぜひご活用ください。