猫のおすすめの食器(フードボウル・ウォーターボウル)の選び方|素材・形状・機能など

2023.10.11全て猫関連コラム

「猫の食器なんてフードが入れられれば問題ない」と思っていませんか?
決して間違いではありませんが、猫の健康や幸せを大事にしたいなら、その考えはあらためたほうが良いでしょう。

なにしろ、猫は飼い主が思っている以上に繊細な生き物です。食器次第で食欲が落ちたり、食べたばかりのフードを吐き戻したりする場合があります。
今回は、愛猫の食事の時間をより快適にするための食器の選び方について詳しく解説します。ぜひ、参考にしてください。

猫の食器の選び方1:高さ、深さ、形状のポイント

ひと口に猫の食器といっても高さ、深さ、広さなど、形状はさまざまです。さらに、猫の体格などによって食べやすさは異なります。そのため、愛猫にあった食器を選ぶ必要があるのです。

では、猫にとって食べやすい食器とはどのようなものでしょうか?「深さ、高さ、広さ」という3つのポイントからお話ししていきます。

食器の選び方のポイント1:深さで選ぶ

猫にとって食べやすい食器の深さは3〜5cm程度とされています。

食器が浅すぎると、食器の中でフードが動いて上手く口に入れられなかったり、食器から飛び出したりする原因になります。また、深すぎるとヒゲが食器の縁に当たって嫌がることもあります。食器選びの際には、食器の深さに注意が必要です。

ただし、食べやすい食器の深さは猫種によっても異なります。たとえば、ペルシャやエキゾチック・ショートヘアといった短頭種の猫には、一般的な深さの食器でも深すぎる場合があります。
もし、短頭種の猫が食べづらそうにしているようなら、広くて浅めの食器に替えてあげるとよいかもしれません。

食器の選び方のポイント2:高さで選ぶ

猫の食器には高さも重要です。頭を下げた体勢で食べると食道に負担がかかるため、吐き戻しの原因になってしまいます。ですから、ある程度の高さのある脚付きの食器を選ぶようにしましょう。

適切な高さは猫の体格や足の長さ、好みにもよりますが、「5〜10cm程度」とされています。横から見たときに頭が下がりすぎない高さが良いとされています。

また、高齢の猫は若い猫以上に食器の高さに気を使う必要があるでしょう。歳をとって足腰が弱ってきた猫には、食事の際に頭を下げた体勢をとるのが大変になります。頭を下げる体勢を保持すること自体が足腰に負担をあたえる場合もあるのです。

快適な食事のためには、愛猫の体格や年齢などに合わせて適切な高さの食器を選ぶ必要があるでしょう。食器の高さだけでは足りない場合は台を使用するなどして調整してください。

食器の選び方のポイント3:器の広さで選ぶ

猫の食器は顔よりもひと回り大きくて、楕円形のものがおすすめです。

食事の際にヒゲが食器の縁に触れてしまうことがあります。しかし、猫のヒゲはとても敏感な感覚器官ですから、食器に触れつづけると強いストレスを感じる場合があるのです。これを「ヒゲ疲れ」「ウィスカーストレス」などと言います。

猫によってはヒゲ疲れが原因でフードを残したり、食べなくなったりすることもあります。ヒゲが縁に触れないくらいのほどよい広さの食器を選んであげましょう。

猫の食器の選び方2:素材で選ぶ

猫の食器のおもな素材は「陶器」「ステンレス」「プラスチック」の3種類です。素材によって食べやすさ、扱いやすさ、衛生面が大きく異なります。それぞれのメリットとデメリットを知り、愛猫にあった素材の食器を選ぶことが大切です。愛猫の好みも考慮しながらぴったりな食器を見つけてあげましょう。

食器の素材1:陶器のメリット・デメリット

陶器の食器のおもなメリットは以下です。

・適度な重さがある
・傷がつきにくい
・洗いやすく手入れも簡単
・熱に強い

重さがあるので猫が食事をするくらいでは動いたりひっくり返ったりすることはまずありません。また、傷がつきにくいうえに洗いやすいので雑菌の繁殖が避けられて衛生的なのもメリットです。

陶器は熱に強く、電子レンジでも使えますので、子猫や老猫が食べやすいようにフードをふやかしたり、温めたりする際にも便利です。

一方で、以下のようなデメリットもあります。
・落下などで割れる危険性がある
・デザインによっては収納に場所をとる
陶器はショックに弱く、落としたりぶつけたりすると割れやすいのが欠点です。また、割れたかけらで怪我をする可能性もあるので、取り扱いには注意が必要でしょう。

食器の素材2:ステンレスのメリット・デメリット

ステンレスの食器のおもなメリットは以下です。
・傷つきにくく丈夫で長持ち
・軽量で扱いやすい
・におい、色が移りしにくい
ステンレスのメリットはなんと言っても耐久性でしょう。傷がつきにくいため、陶器と同様に雑菌が繁殖しにくく衛生的です。また、衝撃にも強く、ラフに扱っても壊れる心配はほとんどありません。

一方で以下のようなデメリットがあります。
・食器への映り込みを嫌う猫がいる
・寒い季節に冷たくなりやすい
ステンレスは反射しやすく、自分の姿が映り込んでしまいます。猫にもよりますが、食べる際に食器に映り込んだ自分の姿を気にするかもしれません。最初に使うときには問題がないかどうかをよく確認する必要があるでしょう。

また、熱しやすく冷めやすい素材でもあるため、気温が低い時期は食事のあいだに食器が冷えてしまいます。冷たい食器を嫌がる猫もいますので、こちらも注意が必要です。

食器の素材3:プラスチックのメリット・デメリット

プラスチックの食器のおもなメリットは以下です。
・軽くて扱いやすい
・安価で買い替えやすい
・ショックに強く壊れにくい
プラスチックは軽くて扱いやすく、落としても壊れることがありません。また、価格の安さも手伝って人気があります。その一方で、以下のようなデメリットもある素材です。
・におい移り・色移りしやすい
・傷がつきやすく雑菌が繁殖する原因になる
・顎にきびの原因になる
・軽いのでひっくり返しやすい
プラスチックの食器を使う場合は傷に注意し、食後はすぐに洗うなど衛生面に気を使う必要があるでしょう。

また、付いた傷の溝で雑菌が繁殖しやすいため、目立つ傷がなくても定期的に買い替えるのがおすすめです。

猫の食器の選び方3:機能で選ぶ

猫の食事に関するお悩みを解決してくれる機能がついた食器があります。その中でも、よく見かけるのが早食い防止・傾斜がついた食器です。それぞれの食器の特徴を紹介します。

早食い防止デザイン

早食いが原因で頻繁に吐き戻してしまう猫や食べ過ぎになりがちな猫におすすめの食器です。底の部分にデコボコした突起を付けて食べづらくすることで早食いを防止します。

早食いを防止することは、食べ過ぎの防止にもつながりますので、肥満防止にも効果があると考えられます。

傾斜付きのデザイン

フードを入れるボウル部分が傾いた食器には、猫にとっては顔が入れやすく、自然な体勢で食べられるというメリットがあります。比較的浅めで常にフードが手前に集まる形状になっているので、顔を深く入れる必要がありません。そのため、ペルシャなどの短頭種や深さのある食器が苦手な猫におすすめです。

機能的かつおしゃれでかわいい「TokoBowl(猫用)」

猫の食器はおしゃれなデザインのものも多いのですが、いちばんに優先したいのは、猫にとって食べやすいかどうかです。どんなに可愛いデザインでも愛猫が食べづらいようでは意味がありませんよね。
そこで、おすすめしたいのが「TokoBowl(猫用)」です。TokoBowlは猫の食事のしやすさを追求したおしゃれな猫用の食器です。
猫用のTokoBowlでとくに注目したいポイントは以下になります。

・ヒゲが当たりにくい浅くて幅が広い形状
・脚付きで高さがあるので楽な姿勢で食べられる
・重さのある陶器なのでズレにくく倒れづらい
・フードが中心に集まる形状で食べやすい
・返しがついているのでフードがこぼれにくい
ヒゲが縁に当たりにくい形状で、高さもありますから、短頭種や高齢の猫にも食べやすいデザインです。

また、おしゃれで機能的なデザインは、プレゼントとしてもよろこばれるでしょう。

※商品ページ:TokoBowl for Water(トコボウル・フォーウオーター)猫用水飲み/TokoBowl for Food(トコボウル・フォーフード)猫用食器