
一人暮らしをしていると、寂しさを感じることがあります。
その寂しさを埋めるために、猫を飼いたい!と考える人も多いようです。
今回のコラムでは、「一人暮らしで帰りが遅い!でも猫を飼いたい!」という人のために、注意点などについて解説します。
猫を飼う際は「騒音トラブル」・「傷」・「汚れ」などに注意が必要
進学や就職で一人暮らしをしていると、ふとした瞬間に寂しさを感じることがあるでしょう。
そんな寂しさを埋めるために、猫を飼おうと考えている人も多いと思います。
ですが、どのような点に注意すればよいのかわからないという人がほとんどでしょう。
そこで、まずは一人暮らしで猫を飼う場合の注意点について解説します。
株式会社AlbaLinkが、賃貸でペットを飼っている人を対象に行った調査によると、次のような結果が出ているそうです。
賃貸住宅で飼っているペット
・1 犬 173人
・2 猫 126人
・3 ハムスター 46人
・4 鳥 28人
・5 うさぎ 27人
賃貸住宅でペットを飼う際に感じた悩み
・1 騒音トラブルが心配 141人
・2 室内に傷や汚れをつけてしまう 89人
・3 臭いが気になる 25人
・4 他の飼い主・ペットが迷惑 17人
・5 動物嫌いの住人がいる 14人
(出典:株式会社AlbaLink 「賃貸住宅でのペット飼育に関する意識調査」)
この調査結果を見てみると、賃貸住宅では、犬や猫を飼っている人が多いことがわかります。
また、賃貸住宅でペットを飼う際には、「騒音トラブル」や室内に「傷や汚れ」がついてしまうことを心配していることがわかるでしょう。
ですから、「一人暮らしで帰りが遅い!でも猫を飼いたい!」と考えている人は、この点に注意が必要です。
退去する際に高額な費用を請求されてしまう場合もある
猫を飼う際に注意しておきたいこととして、騒音・傷・汚れを挙げました。
では、どうしてこのような点に注意しなければならないのでしょうか?
それぞれ解説していきます。
騒音
ペットの騒音トラブルと聞くと、犬のトラブルを想像する人が多いと思いますが、猫の騒音トラブルも意外と多いと言われているのです。
猫の騒音には、鳴き声・足音(歩き回る音・走り回る音など)・着地音(猫が高い所からジャンプして着地した際に出る音)などがあります。
もちろん、壁の厚さや建物の構造などによって、どのくらいの音が伝わるかは大きく異なりますが、他の住人からクレームを受けてしまう場合があるのです。
猫の騒音をそのまま放置してしまうと、他の住人との関係が悪化してしまう可能性があります。
また、関係が悪化するだけでなく、住みづらくなって引越しをしなければならなくなる恐れもあるでしょう。
そうなると、金銭的な面で大きな負担となってしまいます。
このような事態を避けるためにも、騒音には注意しなければなりません。
傷・汚れ
騒音については、とくに注意が必要となりますが、騒音以外にも注意しなければいけない点があります。
それが、室内の傷や汚れについてです。
猫の爪によって、室内の壁や床が傷ついてしまう場合があります。
賃貸住宅の室内の壁や床を傷つけてしまった場合、退去する際に高額な費用を請求されてしまう場合があるのです。
もちろん、実際にどのくらいの金額が請求されるかについては、傷の大きさや程度などによっても異なりますが、床の張り替えなどが必要になった場合には、高額となってしまうでしょう。
また、汚れについてですが、猫の抜け毛はもちろんですが、トイレ以外の場所で排泄してしまうケースもあります。
ですから、汚れを放置しないようにすることが重要です。
汚れを放置していると、悪臭が発生するだけでなく、非常に不衛生な状態となってしまいます。
賃貸住宅で行うべき対策について
さきほどは、賃貸住宅では、騒音・傷・汚れにとくに注意が必要であると解説しました。
次に覚えておきたいのが、賃貸住宅で行うべき具体的な対策についてです。
騒音対策
猫の騒音対策に役立つものとして挙げられるのが、防音マットや防音シート。
防音マットは床に敷いて使うもので、賃貸住宅では下の階に伝わる騒音を軽減させることができます。
さらに、遮音カーテンを使うのも対策の1つです。
こちらの遮音カーテンも、室内で出た音が外に漏れるのを軽減してくれます。
それから、猫はストレスを感じていると、大きな声で鳴くことがありますので、騒音トラブルを防ぐためには、猫のストレスを軽減しておくことも重要です。
猫のストレスを減らすには、さまざまな方法がありますが、有効なものとして猫とのスキンシップがあります。
猫とのスキンシップは、猫のストレスを軽減させることはもちろんですが、猫を落ち着かせる、精神的に安定させるという効果も期待することができるのです。
また、猫のしつけを行っておくというのも有効な方法となります。
傷・汚れ対策
もう1つしっかりと行っておきたいのが、傷・汚れ対策です。
具体的な対策としては、保護シートの活用があります。
壁紙は、猫の爪とぎによってボロボロになってしまうことがありますが、保護シートを活用することで、壁紙を猫の爪とぎから守ることができるのです。
また、保護シートの活用は、傷はもちろんですが、汚れの防止にも効果的と言えるでしょう。
それから、フローリングに傷をつけさせないようにするために、カーペットを敷いてガードするのもおすすめです。
さらに、猫の爪による被害を防止するためには、頻繁に猫の爪の手入れを行っておくのもよいでしょう。
ソファを設置しているという場合には、傷や汚れを防止するために、防水タイプのソファカバーを活用すると効果的です。
簡単に洗濯ができるタイプのものを選べば、非常に衛生的で、万が一の際にも安心と言えるでしょう。
一人暮らしで猫を飼う際に持っておきたいアイテム
騒音・傷・汚れなどを防ぐために行うべき対策について解説しました。
一人暮らしで猫を飼うという場合には、あると便利なアイテムが複数あります。
その中でもおすすめなのが、次のようなアイテムです。
SlideLock

こちらのアイテムは、ペットが引き戸を開けてしまうのをガードできるアイテム。
使い方は非常に簡単で、差し込むだけでドアをロックすることができます。
猫に入って欲しくない場所などに設置するとよいでしょう。
それから、引き戸だけでなく、開き扉にも使うことができます。
下に差し込むだけで、ドアストッパーとして役立つのです。
KnobLock

こちらのアイテムも注目すべきです。
1つで2役をこなすことができるアイテム。
その2役とは、「ドアノブ操作を防ぐ」と「ドアの隙間を設ける」です。
猫が入るのを防ぎたいという場合には、侵入を防ぐのに役立ちますし、事故を防止するために、ドアが完全に閉まらないようにすることもできます。
ですから、イタズラの防止はもちろんですが、猫を閉じ込めるなど事故の防止にも役立つアイテムとなっているのです。
価格も非常にリーズナブルですし、一人暮らしで猫を飼うのなら持っておくと非常に便利なアイテムと言えるでしょう。
まとめ
一人暮らしの人でも猫を飼うことは可能です。
ですが、賃貸住宅で猫を飼う際には、騒音・傷・汚れなどにとくに注意しなければなりません。
しつけを行うのはもちろんですが、しっかりと対策を行うこと、便利なアイテムを活用するとより効果的です。
猫を飼うのなら、事前に便利なアイテムをチェックしておきましょう。



