皆さんは、犬や猫などのペットも人間と同じように、熱中症になることをご存知ですか?
そのため、ペットを飼っている人は、熱中症を防ぐための十分な対策が必要となります。
今回のコラムでは、ペットの熱中症を防ぐための対策について見ていきましょう。
ペットも人間と同じように熱中症になる
犬や猫などのペットを飼っている人が、必ず理解しておかなければならないのが、ペットも人間と同じように熱中症になるということです。
ペットが熱中症になると、次のような症状があらわれると言われています。
・ふらつき
・パンティング
・よだれ
・嘔吐
・下痢
・痙攣
熱中症を放置してしまうと、最悪の場合には、ペットの命が奪われてしまうケースもあるため、注意が必要です。
株式会社TYLが犬猫の飼い主を対象に行った、「犬猫の熱中症に関する実態調査」によると、次のような結果が出ているそうです。
【これまでにペットが熱中症になったことがありますか?】
・はい 33.1%
・いいえ 66.9%
【熱中症になったペットの種類を教えてください。】
・犬 65.5%
・猫 23.9%
・両方 10.6%
(出典:株式会社TYL 「 犬猫の熱中症に関する実態調査」)
この結果を見てみると、犬猫の約3分の1が熱中症にかかった経験があることがわかります。
また、熱中症になったペットの種類について見てみると、猫よりも犬の方が、熱中症になる危険性が高いと言えるでしょう。
短頭種やシニア期はとくに注意が必要
ペットも人間と同じように、熱中症にかかることがあると解説しました。
さらに、猫よりも犬の方がそのリスクは高いことも解説しましたが、もう少し具体的にどのようなペットに注意が必要なのか、見ていきましょう。
とくに、注意したいのが次のようなペットです。
短頭種
まず、注意しておきたいのが短頭種のペット。
短頭種とは、頭蓋骨の長さと比較して、鼻の長さが短いことを言います。
短頭種として知られているものでは、パグやフレンチブルドッグなどです。
また、猫ではペルシャやヒマラヤン、エキゾチックショートヘアーなどが該当します。
このようなペットは、文字通り鼻が短く、熱を逃がすのが苦手とされているのです。
そのため、他の犬や猫と比較すると、熱中症のリスクが高くなってしまいます。
シニア期
犬や猫の場合には、だいたい7歳くらいからシニア期が始まるとされており、暑さへの調整が難しくなると言われているのです。
人間でも高齢になると、体温調節機能が低下して、暑さや寒さを感じにくくなるとされていますが、それと同じと言えるでしょう。
シニア期を迎えた犬や猫にも注意が必要となります。
また、反対に子犬や子猫で体の機能が十分に発達していないという場合も、熱中症のリスクが高くなってしまうため、注意しましょう。
肥満の犬や猫
その他で注意しておきたいのが、肥満の犬や猫です。
肥満の犬や猫の場合、脂肪が原因となって、呼吸機能が低下すると言われています。
そのため、体温の調節が難しくなってしまうのです。
猫よりも犬の方がかかりやすいのは散歩の影響
猫よりも犬の方が、熱中症にかかりやすい原因のひとつは、散歩の習慣があるため。
猫には、散歩の習慣がありませんが、犬の場合には散歩の習慣があります。
そのため、猫よりも犬の方が熱中症になるリスクが高いとされているのです。
高温になる夏場は、アスファルトが直射日光によって高温になるケースがあります。
犬は、その高温となったアスファルトの上を歩くことになり、アスファルトからの熱の影響を受けてしまうのです。
ですから、夏場などは無理に犬を散歩させないことや短時間で散歩を済ませるなどの工夫を行うことが大切となります。
他の季節と同じように散歩を行うと、熱中症のリスクが高まってしまうのです。
熱中症は夏だけではない!春にも注意が必要
ペットの熱中症と聞くと、夏場だけ気をつけていれば大丈夫と考える飼い主さんが多いでしょう。
たしかに、夏場は熱中症のリスクが高いのですが、春にも熱中症のリスクがあります。
春は、湿度や気温が急激に上がることがありますが、そのような場合、犬の体が暑さになれておらず、熱中症にかかってしまう場合があるのです。
また、犬を飼っている人の場合、車で連れていくこともあるでしょう。
そして、買い物をしている間、車の中に放置してしまうことも多いと思います。
短い時間であっても、熱中症を発症するというリスクがあるため、十分注意が必要です。
ペットの熱中症対策について
では、ペットの熱中症を防ぐためには、どのような対策を行えばよいのでしょうか?
具体的には、次のような対策があります。
【屋内での対策】
・エアコンや扇風機を使い、温度調節を行う
・遮光カーテンを使い、直射日光があたらないようにする
・水分補給をさせる
【屋外での対策】
・移動する際に使用するキャリーバッグなどが高温にならないようにする
・散歩を行う際は涼しい時間帯に短時間で行う
・散歩の際も水分補給ができるようにしておく
・車内に短時間であっても放置しない
屋内にいるときは、エアコンや扇風機などを上手く活用して、ペットが快適に過ごせる環境を作るのがよいでしょう。
ケージを使用している場合には、ケージに直射日光があたらないような工夫が必要です。
直射日光があたると、高温となり熱中症のリスクが高まるため。
屋外では、散歩を行う時間帯や水分補給などを忘れないようにすることが大切です。
屋外での水分補給には、ペット用の水筒が非常に便利。
簡単にペットの給水ができるので、春や夏の散歩用としてチェックしておくとよいでしょう。
その他の対策としては、クールグッズを活用するのもおすすめ。
クールグッズには、さまざまなものがあります。
ベッド・マット・バンダナなどがありますので、このようなグッズを活用するのもよいでしょう。
また、服を着せるというのも有効な対策と言えます。
おすすめのアイテムについて
ペットの熱中症を防ぐための対策について解説しましたが、ここではおすすめのアイテムについても紹介していきましょう。
Pet Carrier muna BCペットキャリアミュナBC
こちらのアイテムは、犬や猫の移動に便利なアイテムです。
大き過ぎず、犬や猫が快適に過ごすことができます。
また、付属のベルトを使用して、自動車のシートベルトに固定することで、自動車での移動にも使用可能です。
ペットとのドライブや通院にご活用いただけます。
夏場は、移動する際にキャリーバッグが高温になってしまうという問題がありますが、こちらのアイテムの背面ポケットには保冷剤を入れることが可能。
そのため、内部を冷やすことができます。
内部を冷やすことができるから、夏場でも高温になりにくく、熱中症対策としておすすめです。
「ペットの熱中症が心配!」「熱中症対策として何をすればよいのかわからない!」という人にぴったり。
大切なペットを熱中症から守るために、ぜひこちらのアイテムをご活用ください。
商品ページ:Pet Carrier muna BC(ペットキャリアミュナBC)
まとめ
ペットも人間と同じように熱中症になるリスクがあります。
熱中症になってしまった場合には、最悪の場合命が奪われてしまうことになるのです。
そのため、ペットを熱中症から守るために、十分な対策が必要となります。
エアコンの活用や散歩の時間帯などを工夫するのはもちろん、便利アイテムの活用も検討しましょう。
とくに、キャリーバッグは保冷剤が入るものを使うと、高温になりにくくなるのでおすすめです。