室内で犬を飼う場合には、犬ハウスを使用するかどうかで、悩む飼い主さんも多いでしょう。
室内では、屋外とは異なり、雨などの影響もないため使用しない人もいるようです。
今回のコラムでは、室内でおしゃれな犬ハウスを使用するメリットについて解説します。
犬はテリトリーを持つ動物
屋外ではなく、室内で犬を飼っているという方は非常に多いでしょう。
室内で、犬を飼うときに頭を悩ませるのが、犬ハウス(ペットハウス)を使用するかどうかです。
屋外では、気温の変化や天候等に大きく影響されるため、犬小屋を設置するのが一般的となっています。
しかし、室内の場合にはそのような影響は少なく、犬ハウスを使用せず、室内で放し飼いという人もいるようです。
まず、結論から言えば室内で犬を飼う場合には、犬ハウスを使用するのがおすすめ。
その理由は、「犬はテリトリーを持つ動物」と言われているからです。
テリトリーとは、縄張りとも表現されますが、この縄張り意識が強い動物と言われています。
そのため、自分のテリトリーに侵入されると、吠えるなどの威嚇をすることがあるのです。
よく見られるシーンとしては、来客者に対して吠えるというシーン。
初めて来た人を敵、あるいは自分のテリトリーに侵入する人と認識して、吠えて威嚇して、追い払おうとしてしまうのです。
家全体を自分のテリトリーだと認識して、来客者だけでなく側を通る人すべてに吠える、あるいは噛みつこうとするなどの行動をする恐れがあります。
ですが、犬ハウスを設置することで、犬にそこが自分のテリトリーであると認識させることができますし、犬の警戒心やストレスなどを軽減できるでしょう。
このような理由から、室内で飼う場合でも犬ハウスの使用がおすすめです。
ハウスとして利用することで移動する際に犬が安心する
室内で犬を飼う場合には、犬ハウスの使用がおすすめであると解説しました。
もう少し詳しく、犬ハウスを使用するメリットについて見ていきましょう。
普段から、ハウスとして利用することで、次のようなメリットがあります。
・動物病院に行く際にも犬が安心してくれる
・災害などで避難する場合も犬が安心してくれる
・犬のストレスを軽減できる
・掃除の負担を軽減できる
まず、大きなメリットとして挙げられるのが、動物病院に行く際や災害などで避難する際の移動がスムーズになるということです。
普段からハウスを使っていないと、移動する際にペットが警戒してスムーズな移動が困難になる場合があります。
また、ペットがいつもと違う環境ということで、大きなストレスを感じてしまう可能性もあるでしょう。
しかし、普段から使用している犬ハウスをそのまま移動に使用することで、犬が安心してくれるので、移動がスムーズに行えるようになり、犬へのストレスも軽減できるのです。
それから、掃除の負担を軽減できるのもメリットと言えます。
犬ハウスを使用せずに、生活をしていると、家全体に犬の毛などが飛び、掃除の負担が大きくなってしまうでしょう。
犬ハウスを活用して、テリトリーを作ることで犬が移動する範囲を限定することで、掃除範囲を限定することができます。
犬をケージやクレート、犬用ベッドで寝かせている人が多い
それから、理解しておきたいのが犬を飼っている飼い主さんは、「犬をどこで寝かせているのか?」ということです。
株式会社PLAN-Bが運営している、INUNAVI(いぬなび)が行った、「犬の睡眠場所」に関してのアンケート調査によると、次のような結果が出たとのこと。
「犬と一緒に寝ている?寝ていない?」
寝ていない57% 寝ている43%
「一緒に寝ていない」と答えた人の犬の寝床
1位ケージ クレート 127人
2位犬用ベッド 85人
3位屋外 53人
4位床など好きな所 20人
(出典:INUNAVI 「犬との睡眠」に関するアンケート調査)
この結果を見てみると、犬と一緒に寝ていない人が多く、一緒に寝ていない場合には、ケージやクレート、犬用ベッドなどで犬が寝ていることがわかります。
この結果からも、やはり室内で犬を飼う場合には犬ハウスなどが必要と考えている人が多いと考えられるでしょう。
犬の寝床を確保するという点でも、犬ハウスは効果的です。
設置場所には注意が必要
ここまでは、室内で犬を飼う場合には、犬ハウスが必要であること、具体的なメリットについて解説しました。
次に、考えなければいけないのが、どこに設置するかです。
室内であれば、どこにでも設置してよいというものではなく、犬に負担がかからない場所、ストレスがなるべくかからない場所に設置することが大切となります。
設置場所としてふさわしくない場所
・窓の近くやテレビなどの近く
・高温になる場所
・ペットが階段を使わなければいけない場所
まず、設置がふさわしくない場所として挙げられるのが、窓の近くやテレビの近くです。
犬は音に敏感で、さまざまな音に反応してしまいます。
そのため、大きな音がするような場所では、落ち着くことができずに、大きなストレスを感じる原因となってしまうのです。
犬が安心して、やすらげるような、できるだけ大きな音の出ない場所に設置するのがよいでしょう。
それから、とくに夏場に注意しておきたいのが高温になりやすい場所です。
例えば、直射日光のあたる場所やエアコンが設置されていない場所。
このような場所では、室内が高温になりやすくなります。
知っている方も多いでしょうが、犬は体温調節が苦手な動物です。
人間の場合には、汗をかいて熱を下げることができますが、犬の場合には汗腺が少なく、パンティングを行うしか体温を下げる方法がないと言われています。
そのため、暑さに弱く、熱中症などのリスクがあるのです。
高温になりやすい場所に設置するのは、避けた方がよいでしょう。
もう1つ注意しておきたいのが、ペットが階段を使用しなければいけない場所です。
一般住宅で言えば、2階などになります。
犬にとって、階段の使用は大きな負担となっており、ヘルニアなどにつながる恐れがあると言われているのです。
また、転倒や落下などの怪我のリスクもあるため、ペットだけで階段を使用しなければいけないような場所には、設置しないようにしましょう。
ただし、2階がダメということではなく、階段を使用する際に飼い主さんが抱っこするなどして、ペットへの負担が少なければ問題はないと考えられます。
犬が居心地の良い場所を確保できるアイテム
室内で犬を飼っている方で、おしゃれな犬ハウスをお探しなら、「Pet Carrier muna DX(ペットキャリアミュナDX)」がおすすめです。
こちらのアイテムは、犬が居心地の良い場所を確保することができます。
大きな特長は、次のような点です。
・さまざまな使い方ができる(キャリー・ショルダー・手提げ・車内・室内など)
・両サイドのメッシュ窓が開閉でき、犬が出入りしやすい
・両サイドのメッシュ部分にはカバーが付いており、周囲への配慮ができる
・底の部分に底鋲が付いており、直接地面における
・車で移動する際はシートベルトで固定できる
このように、普段はハウスとしても使えますし、移動する際にも使用することができます。
犬に安心感を与え、移動のストレスや負担を軽減することができるのです。
ぜひ、ご活用ください。
まとめ
室内で犬を飼う場合には、犬ハウスを普段から使用するのがおすすめです。
おすすめする最大の理由は、通院する際や災害などで移動が必要になった際に、スムーズに移動ができるため。
慣れていないと、犬が不安を感じてしまい、移動がスムーズにできなくなってしまう場合があります。
犬に安心感を与え、スムーズな移動を実現するためにも犬ハウスを活用しましょう。