猫と赤ちゃんの同居を成功させるにはストレス対策が重要

2023.07.25全て猫関連コラム

猫を飼っていた飼い主さんが、結婚・妊娠・出産によって、猫と赤ちゃんの同居がスタートする場合があります。
初めて、猫と赤ちゃんが同居する生活をスタートするには、多くの不安があるでしょう。
今回は、「猫と赤ちゃんの同居を成功させるには、猫のストレス対策が重要」ということについて解説します。

猫は大きな音が苦手

猫を飼っている方であれば、すでにご存知かもしれませんが、猫は「大きな音が苦手」です。
例えば、次のような音が苦手と言われています。
・雷
・花火
・ドライヤー
・掃除機
・インターホン
もちろん、個体差がありますが、上記に挙げたような音は苦手で、驚いて逃げ出す場合や、大きなストレスを感じてしまう場合があるのです。
猫は、人間よりもはるかに聴力が優れており、さまざまな音を聞き取ることができると言われています。
そのため、非常に音に敏感だということを理解しておく必要があるのです。

飼い主さんと猫だけの生活であれば、問題がなかったとしても、赤ちゃんがやってくることで、猫にとっては大きな環境の変化になってしまいます。
赤ちゃんは、当然ですが、お腹が空いているときや、おむつの交換が必要になった場合、その他のシーンで泣いてしまうので、猫にとっては赤ちゃんの泣き声が大きなストレスになってしまうことがあるのです。

猫もストレスによって病気になってしまうことがある

人間の場合は、ストレスによってさまざまな病気になってしまうことがあります。
ただし、ストレスによって病気になるのは、人間だけではありません。
実は、猫もストレスによって病気になってしまう場合があるそうです。
・胃腸炎(嘔吐・下痢など)
・特発性膀胱炎
・心因性脱毛・皮膚炎
・猫風邪
・便秘

上記に挙げたのは、ストレスなどが原因によって、猫がなってしまう可能性がある病気です。
赤ちゃんの泣き声だけが原因ではなく、環境の変化や多頭飼いなどの場合も猫にとっては大きなストレスとなる場合があると言われています。
このように、猫に大きなストレスがかかる状態を放置していると、猫が病気になってしまう可能性があるため、十分な対策を行う必要があるのです。

猫ができるだけリラックスできる環境を作る

猫と赤ちゃんの同居を成功させるためには、猫ができるだけリラックスできる環境を作ることが重要と言えます。
初めての子育ての場合、赤ちゃんのお世話をするのはとても大変ですし、猫の世話までするのは大変と感じてしまうかもしれませんが、リラックスさせてあげることも忘れてはいけません。

具体的には、ストレス対策として次のようなことを行うとよいでしょう。
・猫と赤ちゃんをできるだけ別の部屋で生活させるもしくは泣いているときは近づけさせない
・わずかな時間でも猫と遊ぶ時間を作る
・猫用のスペースを作る

まず、対策の1つとして挙げられるのが、別の部屋で生活させる、もしくは赤ちゃんが泣いているときに猫を近づけさせないようにすることです。
猫は、赤ちゃんの泣き声にびっくりして、家の中を逃げ回ってしまうことがあります。
ですから、慣れるまでの時間は別の部屋で生活させる、あるいは赤ちゃんが泣いているときは近づけさせないようにするとよいでしょう。

それから、子育てには多くの時間が必要になりますし、体力も使います。
赤ちゃんのお世話だけで精一杯という場合も多いと思いますが、わずかな時間でも猫と遊ぶ時間を作ってみましょう。
飼い主さんと遊び、コミュニケーションを取ることで、ストレスを軽減させることができます。

その他では、猫だけで過ごせるスペースを作るのも効果的です。
例えば、キャットフォレストを設置するなどの方法。
ストレスの解消にもつながりますので設置を検討してみるとよいでしょう。

猫との暮らしにおすすめのアイテム

猫との暮らしにおすすめなのが、「ToiletScreen(トイレスクリーン)」や「Groomo(グルーモ)」です。


トイレスクリーンは、キレイにトレイを隠すことができるスクリーンです。
また、猫砂や猫の尿が飛び散るのを防ぐのに役立ちます。
飛び散るのを防ぐことで、毎日の掃除の時短にもつながるでしょう。


グルーモは、ペットとのコミュニケーションが可能な粘着ローラーです。
ペットの体を撫でるようにすることで、お手入れができます。
抜け毛を粘着ローラーで取り除くことができるアイテムです。
こちらも掃除が楽になりますし、何よりもペットとコミュニケーションが取れるのがおすすめポイント。
ペットとのコミュニケーションにご活用ください。

まとめ

猫と赤ちゃんの同居を成功させるには、猫のストレスを軽減させることが大きなポイントとなります。
猫は、大きな音が苦手でと言われており、赤ちゃんの泣き声などでストレスが溜まってしまう場合があるのです。
ストレスを抱えたままだと病気などにつながってしまうため、「別の部屋で生活する」「少しの時間でもコミュニケーションを取る」「キャットフォレストなど猫だけで過ごせるスペースを作る」などの対策が有効となります。