しつけた方がいいの?シーン別に犬が噛む5大理由と「嚙みつき防止グッズ」を紹介!

2022.11.10全て犬関連コラム

犬は人に懐きやすく、ペットとしてもとても人気な生き物です。
また、飼い主と遊ぶのが大好きな子も多いため、飼い犬と遊んだり、散歩に行くのが日常になっているかもしれません。

一方で、遊んでいる最中や散歩中に突然噛みついてくることもあり、その度に驚いてしまう飼い主の方も多いでしょう。
ここでは犬が人やモノに噛みつく理由だけでなく、具体的にシーン別の理由についても深堀していきます。

最後にはおすすめの噛み癖防止グッズも紹介していますので、犬の噛みつきに悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

※おすすめ記事:犬の拾い食いは「犬用口輪」で防止しよう!

犬が人やモノを噛んでしまう5つの理由

まずそもそも、犬は本能的に噛みつく生き物ですので、噛みつくこと自体は問題ではありません。
なので、重要なのはなぜ噛みついたのか理由を知っておくことです。

犬は人の言葉をしゃべれないため、犬の行動から気持ちを読み取るのが重要となってきます。
では、犬が人やモノに噛みついてしまう理由を確認していきましょう。

本能的な欲求

犬は自分の身を守るため、反射的に噛んでしまうことがあります。
これは、本能的な防衛、もしくは攻撃であり、矯正していくのは困難です。

例えば、以下のような行動は、犬の本能を刺激してしまうため避けたほうが良いでしょう。

・寝ている犬を急に触る、もしくは触れてしまう
・気づかれない後ろから急に触る
・犬が遊んでいるおもちゃに触ろうとする
・知らない人に触られる

このように、犬は恐怖心が強いため、上記のような出来事に遭遇すると、防衛本能が働き噛みついてしまうのです。
特に去勢手術をしていない雄の犬は、気性が荒くなり突然噛みつくのも珍しくありません。

口の中の違和感

まだ歯が生え変わっていない子犬の場合、乳歯の生え始めや永久歯の生え変わりなどの期間に、口の違和感を感じます。
この歯がむずむずする違和感を解消しようと、目の前の飼い主や家具に噛みついてしまうのです。

歯の生え変わりが始まる時期は生後4~5か月ごろであり、生え変わりが終わるのは生後7か月~1歳ごろと言われています。
急に嚙み始めたと感じたら、歯が生え変わりが始まったのかもしれません。
人間と同じようにグラグラしている歯があるか確認してみましょう。

また、噛みついたおもちゃや家具に血が付いているならば、歯が抜けたときの出血かもしれないため、注意してみましょう。

ストレス・反応・病気

犬はストレスを感じたときについ噛んでしまうことがあります。
人間と同じように、犬もストレスが溜まりすぎると体調を崩し、異常行動として表れます。
そして、人やモノに噛みつくのもストレスによる異常行動の一種です。

例えば以下のような出来事は犬にとってストレスとなります。

・知らない人から触られた
・飼い主が引越しをして、周囲の環境が変わった
・散歩に連れてもらえず運動不足
・飼い主からかまってもらえず、孤独を感じる

また、病気による体調不良でも、噛みつくという行動が表れます。
飼い主が犬の病気に気づかなければ、なぜ噛みついてしまうのか、その理由を把握するのは困難です。

もし、病気を発症していた場合、噛みつきが増えるだけでなく、特定の場所をなめ続ける、日によって性格が変わるなどの異常行動を示します。
日々、犬の状態に気を配り、異常を感じた際にはすぐに獣医氏に相談するようにしましょう。

甘えなどの感情的要因

飼い主に甘えている、じゃれている、遊びで興奮しているなどの際にも、つい噛んでしまうことがあります。
これまで紹介してきた理由とは異なり、ポジティブな理由でも噛みついてしまうのです。

特に好奇心旺盛で遊び盛りな子犬によく見受けられます。本能的な部分も大きいため、基本的には問題ありません。
ただし、興奮しすぎて力のコントロールを間違えてしまうことがあるため、その時は適切にしつけを行いましょう。

しつけが不十分

犬が人やモノに噛みついてしまうのは本能的な部分が多いため、完全に無くすのは難しいでしょう。
重要なのは飼い主が犬に対して、必要以上に噛みつかないようにしつけることです。

本能的な行動が多い子犬ならまだしも、成犬が必要以上に噛みついてしまう場合は、飼い主からのしつけが不十分なのかもしれません。

犬が人や物を嚙むシーンとその理由

紹介してきたように、犬が人やモノに噛みつくのには様々な理由があります。
それでは具体的なシーン別に、なぜ人やモノに噛みついてしまうのか考えていきましょう。

飼い主の体や服を噛む

飼い主の皆さんがリビングや自室でくつろいでいる際、突然犬が体や服に噛みついてくることがあります。
これは「飼い主にかまってほしい」というサインです。

犬は飼い主からかまってもらうのが大好きな子が多く、相手にされない時間が長いと、寂しさを感じてしまいます。
時には孤独感がストレスとなってしまい、不安障害を示す場合もあるでしょう。

そのため、噛みつきを防ぐ意味でも、普段からロープの引っ張り合いや噛む知育おもちゃなどを使用するなど、コミュニケーションをとってあげるのがおすすめです。

散歩中にリードを噛む

歯の生え変わりによる口の違和感を紛らわすためや、運動不足のストレスを解消するためなど、散歩中に犬がリードを噛む理由は様々です。
中には、飼い主とロープを引っ張り合う感覚でリードを噛んだり、散歩が楽しくてリードに噛みついてしまうなど、ポジティブな理由も存在します。

一方で、散歩している犬が子犬や保護犬だった場合、慣れない散歩やリードがストレスとなり、そのストレスを解消するためにリードに噛みつくことがあります。

家具やケージを噛む

子犬が家具やケージに噛みつく原因は、歯の生え変わりによる口の違和感かもしれません。
噛み癖になるのを防ぐためにも、犬が家具やケージに噛みついているのも見つけた際は、注意をしてしつけをしましょう。

一方で、歯の生え変わりが終わっている成犬が家具やケージに噛みついていた場合、何かストレスを抱えている可能性があります。
例えば、あまり散歩に連れて行ってもらえずに運動不足になっている、飼い主にかまってもらえず寂しいなどが考えられます。

成犬が家具やケージに噛みついている際は、散歩に連れていく、おもちゃで遊んであげるなどのスキンシップを取ると良いでしょう。

子犬の「あまがみ」

子犬が飼い主やモノに甘噛みをするのには様々な理由が考えられます。
成犬と同じように、飼い主にかまってほしいためであったり、遊んでもらえて気持ちが高まると甘噛みをしてしまうことがあります。

子犬ならではの理由としては、初めて見るものに対して噛みつき、それが何か確かめようとする行動が挙げられます。
他にも、歯の生え変わりで口の中がむずむずする場合も、周囲の人やモノに噛みつく傾向にあります。

ブラッシング中に噛む

ブラッシング中に噛みついてくるのは、ブラッシング自体に慣れておらず嫌がっている可能性があります。
飼い犬がブラッシングに慣れていない場合は、ブラシを当てたら褒める、少しでもブラッシングができたら褒めてあげるなどを行い、徐々に慣らしてあげると良いでしょう。

また、ブラッシングに慣れているはずなのに、噛みついてくるのであれば、犬の皮膚病を疑いましょう。
一度犬の地肌をよく確認し、肌荒れを見つけた場合は、獣医師に相談するのがおすすめです。

自分の足や肉球に噛む

犬は自分の脚や肉球に噛みつくことも少なくありません。注意しても治らず、ふと気づいた時には赤くなっていると飼い主さんも不安になりますよね。

犬が自分の脚や肉球を噛む理由として、単純な暇つぶし、ストレスを紛らわせるため、皮膚病・ダニによるかゆみなどが挙げられます。
飼い主からかまってもらえない、散歩に連れて行ってもらえず運動不足などは犬にとってストレスを与えるため、普段から気を付けましょう。

また、特定の場所ばかり噛んでいる場合は、皮膚病やダニによってかゆみを感じているかもしれません。
放置したままにすると、噛んでいる場所に細菌が繁殖し、さらに悪化する恐れがあるため注意しましょう。

噛み癖は早めのしつけが大切

飼い犬の噛み癖も小さい間は問題ないかもしれませんが、成犬になっても噛み癖が残ったままでは危険です。力の加減が出来ていなければ、将来的にトラブルに発展するかもしれません。

そのため、子犬の段階からしつけを行い、成長するにつれて極力噛まないようにしていくのが理想的です。
おすすめの噛みつき防止グッズも紹介していきますので、最後までご覧ください。

噛み癖の多くは「しつけ」でなくせる !

寂しさや運動不足に関する噛みつきは、飼い主の皆さんが積極的に犬とスキンシップを取り、事前に予防するのが有効です。

それでも噛みつかれてしまった場合は、まず何も言わずに犬から距離を取りましょう。
たとえ、それまで楽しく遊んでいたとしても、噛まれた瞬間に空気を変えて部屋から出ていきます。

これにより、「噛んでしまうと飼い主がいなくなってしまう」「噛みつくとつまらない状況になる」と学習し、噛み癖が無くなっていきます。

この時、部屋の中に他の遊び相手がいる、飼い主がいなくとも、おもちゃで遊べるなど、噛みついても楽しい状況が続いてしまうようでは、しつけがうまくいきません。
また、噛みつかれた際に、大きな声で驚かせる、体罰を与えるなどの方法でしつけを行おうとすると、犬が恐怖心を抱くようになり、噛み癖が悪化する恐れがあります。

あくまで、しつけをする際は「噛みつくと楽しくなくなる」ことを学習させるようにしましょう。

噛みつき防止グッズの活用がおすすめ

噛み癖を矯正する、噛みつき事態を防止するのであれば、専用のグッズを活用してみましょう。
グッズを使用せずとも、噛み癖をなくすことができますが、時間と根気が必要です。
普段のしつけと併用して、噛みつき防止グッズを活用して、効率的に犬の噛み癖を無くしていきましょう。

口輪に見えない口輪「quack®」

OPPOが販売する「quack®」は犬用の口輪です。

口輪を装着することで、口を開けにくくさせ噛みつくのを防止します。
また、噛み癖を矯正する最中や、どうしても噛み癖が治らないという場合にも、即効性がありおすすめです。

ただし、一般的に販売されている口輪は見た目が荒く、怖い印象を与えます。
「quack®」はアヒル口のデザインとなっており、一目見ただけでは口輪に見えません。見た目の印象から口輪の装着に抵抗感を覚える方にもおすすめできる商品となっています。

とはいえ、犬にとって口輪はストレスの原因ともなります。
可愛い見た目となっていますが、口輪の装着によって犬への負担が大きくならないように気を付けましょう。

※商品ページ:quack®(クァック®)

quack®よりクローズ形状「quack® closed」

トリマーさんのお声から生まれたこの「クァック クローズド」は、前歯が見えない形状にすることで、より噛み付き防止に優れているのが特徴です。

※商品ページ:quack® closed(クァック®クローズド)

お鼻の短いワンちゃん、猫ちゃん用「quack®face」

噛みつきや拾い食いを抑制することで愛犬を守ることができます。
ソフトな付け心地で、頭周りをぴったり包み込みます。

※商品ページ:quack®face(クァック®フェイス)

犬が噛みつく理由を知り、適切に対処しよう

犬が人やモノに噛みついてしまうのには様々な理由が存在します。

ストレスを感じている、寂しがっている、体調不良になっているといったネガティブなものだけでなく、遊んでもらえてうれしい、楽しすぎて興奮しているなどのポジティブな理由も考えられます。

犬が噛みつく理由を把握して、なぜ今噛んできたのだろうと考えるようにしましょう。

また、噛み癖が身についている場合、今後のトラブルを回避するためにも、しっかりとしつけを施すのがおすすめです。