夏になり日中も長くなるとどこか遠くにお出かけしたいと思いはじめるかもしれません。ペットに犬を飼っている方は、今年のお出かけに愛犬も連れて行ってはどうでしょうか。
近年はペットとの訪問も考慮し、むしろ歓迎している施設も少なくありません。
今回は夏のお出かけにおすすめのスポットと、犬とお出かけする際に注意すべき点を紹介していきます。
夏でも犬と一緒にお出かけしたい!おすすめスポット
犬とお出かけしたいと考えても、具体的にどこへ行こうか考えている方もいらっしゃるでしょう。そこでまずは犬とのお出かけに適したおすすめのスポットを紹介していきます。
避暑地・アウトドア施設
夏に犬と一緒にお出かけをするのであれば、避暑地を選択肢に入れてみましょう。厳しい夏は私たち人間も苦しいですが、犬にとっても過酷な環境です。そのため、避暑地の涼しい環境であれば、ペットにとっても良い気分転換になるでしょう。
避暑地としては北海道や東北といった日本の北部、関東近郊では茨城や長野なども挙げられます。他にも標高の高い山域も避暑地として挙げられ、全国的に分布しています。
こうした避暑地は都心から離れている分、リゾートやアウトドア施設となっている場合があります。中にはペット同伴OKの施設も多くあるため、飼い主もペットも快適に楽しく過ごすことが出来ます。
海水浴場
涼しさを追求するのであれば、海水浴場もおすすめです。犬の中には水遊びが大好きな子もたくさんいます。そのため、飼い主と思い切り水遊びができる海水浴場を喜んでくれる犬は多いでしょう。
一方で、犬を連れて海水浴場に赴く場合は、あらかじめペット同伴OKか確認しておきましょう。犬を連れていくことを禁止している海水浴場は少なくありません。せっかく、休みを使ってペットと海水浴場に遊びに来たのに、後から同伴禁止と判明するのは悲しいですよね。
ペット同伴を許している海水浴場もたくさんありますので、事前のリサーチを心がけるようにしましょう。
ペット同伴OKの公園
まとまった休みが取れず、近場で犬と一緒にお出かけしたいという方は、ペット同伴OKの公園もおすすめです。ドッグランのある公園であれば、ボールやフリスビーを持っていくだけでもとてもリフレッシュになるでしょう。
しかし、ペット同伴OKと記されていても、リードの着用が義務付けられていたり、利用できる時間帯が定められていたりと、公園ごとにルールが決められています。そのため、海水浴場同様、犬を連れて公園に遊びに行く際にも、あらかじめその公園がどのようなルールを定めているのかを調べておきましょう。
市町村によっては犬を連れて利用できる公園を公開している場合もあり、お住まいの地域でどの公園がペット同伴OKなのか一目で分かるかもしれません。
犬と一緒にお出かけするときの注意点
近年はペット同伴OKを宣伝文句に集客を行っている施設もたくさんあるため、犬を連れたお出かけの選択肢も豊富になってきました。
しかし、夏の暑い時期にお出かけをするので、しっかりと対策をしておかなければ、愛犬の体調を崩してしまうかもしれません。
ここでは夏のお出かけで注意しなければいけないポイントを解説していきます、
暑さ対策は必須
暑い夏は人間同様、犬も熱中症や脱水症の恐れがあるため、暑さ対策を施す必要があります。
もし、熱中症や脱水症になってしまうと、ぐったりと元気が無くなったり、下痢や嘔吐といった症状が見られます。最悪の場合、意識を失ってしまったり、脳障害につながる恐れがあります。
熱中症や脱水症対策として、細目な水分補給と体温調整を施してあげましょう。人間と同じような方法で、熱中症や脱水症を防げますが、犬は人間と違って自分で体調管理を行うことが出来ません。そのため、飼い主が率先してこれらの対策を行ってあげる必要があるのです。
また、夏場の直射日光によって温められたアスファルトは、時に50度以上の高温になると言われています。高温の地面を歩いていると肉球をやけどしてしまうだけでなく、地面から照り返す温度によって、犬が過ごす環境はより過酷になります。
愛犬と出かける際は、太陽に長時間照らされていない日陰を優先的に歩いてあげると良いでしょう。
車内の対策
車で目的地まで向かう場合は、愛犬が運転の邪魔、妨げにならないよう注意しましょう。基本的に犬は車酔いをしないため、助手席・後部座席のどちらに座らせても問題ありません。
飼い主さんの中には、犬が外を眺めるのが好きだから、窓を開けながら助手席に座らせている方もいるでしょう。しかし、安全面を考えるならば、可能な限り後部座席に座らせ、セーフティネットやドライブボックスなどを活用して暴れないようにするのがおすすめです。
外出時には突然の大きな音や急ブレーキなど、思わぬ出来事が起こるかもしれません。それにより犬が一時的な興奮状態になる恐れがあります。その際に、犬が車内で自由に動き回れるならば、飼い主の運転を阻害してしまいます。
たとえ運転手にとっては問題ない範囲だったとしても、外部から見て犬が運転の妨げになっているとみなされた場合、道路交通法違反で罰せられることもあります。
せっかくのお出かけのため、愛犬と楽しくドライブを過ごしたい気持ちも分かりますが、もしもの際に備えて大人しく座ってもらいましょう。
場所別の対策
お出かけする場所ごとに注意しなければならないポイントもあります。あらかじめ注意点を把握しておき、お出かけ先でトラブルにならないよう努めましょう。
海
海に愛犬を連れていく場合、砂浜で足を怪我していないか気を付けましょう。
直射日光に照らされた砂浜は、アスファルト同様高い温度まで上昇します。高温の砂浜を走り回ってしまうと、肉球がやけどしてしまう恐れがあります。また、砂浜によっては、サラサラとした気持ちよい砂だけでなく、貝殻や空き瓶のかけら、細かいプラスチック破片などが散らばってる場合があります。
やけどをして皮膚が弱くなった状態で、細かい破片が散らばった砂浜を走ると、さらに肉球を傷つけてしまうだけでなく、傷口が化膿してしまうかもしれません。海で犬と遊ぶ際は、まずはじめに砂浜の状態を確認するのがおすすめです。そして遊んでいる時も、細目に日陰で休憩し、足や肉球の状態をチェックしましょう。
ドッグラン
ドッグランは犬のリードを外し、自由に遊ばせてあげられる場所ですが、飼い主の皆さんは常に犬から目を離さないようにしましょう。自由に遊べる環境で興奮すると、他の犬とトラブルを起こしてしまうかもしれません。ドッグランについてもすぐにリードを離さず、まずは様子を見てあげると良いでしょう。
犬が全力で走り出すととても速いスピードを出すため、スマホをチェックするなど、飼い主がちょっと目を離しただけでも見失ってしまう恐れがあります。飼い犬だけでなく、同じドッグランを活用する他の犬も安全に快適に遊べるよう、常に目を離さないよう心がけましょう。
山、避暑地
熱中症や肉球のケガに気を付けるのはもちろん、自然環境にひそむ寄生虫や細菌にも注意をはらいましょう。
山の中では野生のキツネや蛇などの動物と接触する可能性があります。しかし、そういった野生動物にはダニが寄生している場合があるため、不用意に犬と接触させるのは止めましょう。
他にも水たまりには菌や寄生虫が活動してる場合があります。犬の免疫力が強ければ問題ありませんが、時には体調を崩す原因となってしまいます。ワクチンを接種するなど、事前の対策を施してあげるのがおすすめです。
カフェなどの施設
宿泊施設だけでなく、カフェなどの飲食店でもペット同伴OKの施設が増えてきました。こうした場所では犬専用のメニューを準備している場合があり、飼い主もペットも楽しめる空間となっています。
しかし、ペット同伴OKであってもあくまで公共の場です。当然ながら犬を自由に動き回る状態にさせるのは控えましょう。
どんなに落ち着いている子でも、長時間同じ場所で座って過ごすのはストレスになってしまいます。そのため、飼い主が常に犬の状態を確認し、両者とも楽しく過ごせる塩梅を探っていくのが良いでしょう。
夏のレジャーに必須の持ち物
夏のレジャーに出かける際には、事前の準備が非常に重要です。どういった持ち物を持っていけばよいのか、入念に確認しておきましょう。例えば、先ほど注意点として挙げた暑さ対策には、冷たい水を入れた水筒や犬の体温を冷やす保冷剤を持ち運ぶと良いでしょう。
また、公共の場で暴れないよう「待て」を指示することも考慮すると、すぐに取り出せる状態でドッグフードなどのおやつも携行しておくのがおすすめです。
もしもの時に備えて、迷子札や狂犬病予防注射、ワクチン予防接種の証明書を準備しておくと安心です。
犬とお出かけするときの便利グッズ
最後に犬とお出かけする際に重宝する便利グッズを紹介していきます。お出かけの計画を立てる際は、こちらで紹介したグッズの導入も検討してみてはいかがでしょうか。
水筒・ウォーターボトル
夏場の外出には熱中症予防の水分補給が不可欠です。水筒にも様々な種類があるため、用途に合わせて購入すると良いでしょう。
近場の外出が多いのならば、いつでも取り出せるようにコンパクトでふたが開きやすいモノがおすすめです。反対に長距離の移動で使用する場合は容量を重視しましょう。
また、犬は冷たい水を好んで飲むので、保冷機能に着目するのも忘れてはいけません。
スペースボード(クッションボード)
スペースボードとは、犬が車内で快適に過ごせるようにするマットレスのような形をした大型クッションです。
車移動の際、犬にストレスを与えないようにするには、快適な車内で過ごす必要があります。しかし、運転の邪魔にならないよう、犬には静かに過ごしてもらわなければならず、リード装着する場合もあるでしょう。人間用の狭い座席に座り、なおかつリードを装着された状態では、犬にとって快適とは言えません。
そこで、スペースボードを活用すれば、車内でも広々とした空間を作り出すことができ、犬にとって快適な車移動を実現します。
3Way Drive&Carry(3ウェイ ドライブ&キャリー)
こちらの製品は、トートバッグ、ドライブ用キャリー、カフェマットの3種類の使い方ができるバッグになります。
トートバッグとして活用すると、犬をバッグに入れたまま移動できます。人通りの多い道路や施設を移動する際に重宝するでしょう。また、人に慣れていない犬も、トートバッグの中であれば、他人に迷惑をかけることなく安心して移動できます。
付属の車載用ベルトを活用すれば、ドライブ用キャリーとしても活用できます。長距離移動ではなく、わざわざスペースボードを設置するほどではない車移動ならば、簡易的なケースとして活用できるこちらの製品が役に立ちます。外気の熱を遮断する素材を使用しているので、夏にもぴったりな商品といえるでしょう。
分解して、広げることでカフェマットとしても活用できます。初めて訪れる場所であっても、自分の匂いがついた場所があれば犬も落ち着けます。組み立ても簡単にできるため、飼い主にとっても優しい設計です。
サイズは4kgまで対応できるsサイズと、8kgまで対応できるmサイズの2種類展開されています。もし、ペットに対応していましたら、ぜひ購入を検討してみてください。
※商品ページ:3Way Drive&Carry(3ウェイ ドライブ&キャリー)
高温に気を付けながら夏を楽しみましょう!
気温が高いながらも気持ちの良い晴天が続き、気分も盛り上がってくる夏にお出かけをしたいと考える方も多いでしょう。
しかし、犬とのお出かけは人間だけの旅行と比べて、注意すべき点が多くなります。旅行の計画を立てているという方は、事前にこれらの注意点を把握するよう努めましょう。
普段は留守の間愛犬を預けているという方も、今年は一緒にお出かけを楽しんではいかがでしょうか。