ペットのために必要な避難グッズにはどのようなものがある?

2024.12.06全て犬関連コラム猫関連コラム

日本は自然災害の多い国として知られており、いつ起こるかわからない災害に備えて、しっかりとした準備が必要です。
とくに、ペットを飼っている場合には、自分の避難グッズの他に、ペットのための避難グッズも用意しておかなければなりません。
今回のコラムでは、ペットのために必要な避難グッズについて解説します。

避難グッズではフード・飲み水・キャリー・ケージなどを準備する人が多い

大切なペットの命を守るためには、飼い主が万が一の災害発生に備えて、ペットのための避難グッズを準備しておく必要があります。
ですが、具体的にペットのためにどのようなものを準備すればよいのかわからないという人も多いでしょう。
そこで、押さえておきたいのが避難グッズとして人気のものについてです。

SBIプリズム少額短期保険株式会社が、ペット飼育者を対象に行った「ペットの防災対策」に対するアンケート調査によると、次のような結果となっています。

Q災害に備えて準備しているペットの防災グッズは何になりますか?(複数回答可)

・フード・飲み水 83.9%
・ケージ・キャリー 65.4%
・トイレ用品 57.8%
・首輪・リード 50.1%
・食器 45.2%
・ペットの写真・情報メモ(ワクチン接種証明書、鑑札等) 42.4%
・常備薬 36.9%
・タオル・ブラシ等グルーミング用具 34.9%
・おもちゃ 25.0%
・その他 1.3%
(出典: SBIプリズム少額短期保険株式会社 「ペットの防災対策」に対するアンケート調査)

とくに注目しておきたいのが、半数以上の飼い主が準備している4つのものです。
「フード・飲み水」「ケージ・キャリー」「トイレ用品」「首輪・リード」については、半数以上の人が準備をしていますので、避難グッズとして備えておくのがよいでしょう。
また、同調査では次のような結果も出ています。

ペットの防災グッズを購入する際、防災グッズに求めるものはなんですか?最も重視するものをお選びください。

・安全性 49.7%
・使いやすさ 35.1%
・価格重視 8.6%
・手に入れやすさ 5.5%
・デザイン 0.5%
・その他 0.5%
(出典: SBIプリズム少額短期保険株式会社 「ペットの防災対策」に対するアンケート調査)

この結果を見てみると、重視しているのは、「安全性」や「使いやすさ」であることがわかります。
価格重視で選ぶ人は少なく、やはり大切なペットの命を守るという点を考慮すると、安全性や使いやすさが重要になると考えている飼い主が多いのでしょう。
これから、準備をするという場合には、価格だけでなく、このような安全性と使いやすさを意識して選ぶのがおすすめです。

ケージやキャリーの準備と慣れさせることがポイント

ペットのために必要な避難グッズを紹介しました。
その中でも、しっかりと準備しておきたいのが、ケージやキャリーについてです。
ケージやキャリーが必要な理由についてですが、ペットの避難をスムーズに行うため。
災害発生時には、同行避難を行うのが原則ですが、もしもケージやキャリーを準備していなかった場合、どうなってしまうのでしょうか?

ペットを抱えて避難をする、もしくはリードなどを使って避難することになりますが、スムーズな移動が困難となってしまう可能性があります。
また、ペットを手で抱えて避難した場合、途中でペットが逃げ出してしまう可能性もあるでしょう。
そうすると、ペットを探さなければなりませんし、避難が遅れて人間とペットの両方の命の危険も考えられます。
ですが、ケージやキャリーを準備しておけば、ペットを入れてスムーズに避難を行うことができるのです。

それから、避難所の一部では同伴避難ができるところもありますが、受け入れの条件としてケージ等の用意が必要となります。
用意できていない場合には、受け入れを拒否されてしまうケースがあるため、しっかりとした準備が必要です。

ただし、ケージやキャリーは準備しておくだけでは十分な備えとは言えません。
ペットをケージやキャリーに普段から慣らしておくことが大切です。
慣らしておかないと、ケージやキャリーに入ってくれない、ペットが大きなストレスを抱えてしまうことがあるため。
大きなストレスによって、吠えてしまう場合もあります。
普段から慣らしておくことで、ペットのストレスを軽減することができるので、準備をするだけでなく、慣らしておくことも重要です。

狂犬病の予防接種は必ず受けておく

ペットのために必要な避難グッズについて紹介しました。
また、避難グッズの中には、準備しておくだけでなく、慣れさせておかなければならないものもあると解説しましたが、その他にも重要なポイントがあります。

その重要なポイントとは、狂犬病の予防接種を必ず受けさせておくことです。
鑑札や注射済票を装着しておくようにしましょう。
避難所では、狂犬病の予防接種を受けていない場合には、受け入れを断られてしまう可能性があります。
これは、病気の蔓延を防止するための措置です。
ですから、狂犬病の予防接種については、避難グッズを準備するのと同様に、しっかりと受けさせておかなければなりません。

日本には、狂犬病予防法という法律があり、犬の飼い主については、年1回の狂犬病の予防注射が求められています。

その他では、基本的なしつけを行っておくことも必要です。
避難所では、多くの人や他の動物と接することが多くなるため、トラブルを防止するという意味でも基本的なしつけを行っておきましょう。
とくに、通常とは異なる環境によって、ペットが吠える、暴れてしまう可能性があります。
ペットのストレスを軽減すること、他の人や動物を守るという意味でもしつけはとても重要です。

避難グッズにおすすめのケージやキャリーについて

避難グッズには、ケージやキャリーが欠かせませんが、その中でもおすすめのものを紹介します。

Pet Carrier muna BC


ペットが快適にくつろげるのがこちらのアイテムの大きな魅力です。
犬や猫を避難させるのにも便利ですが、普段からさまざまなシーンで活用することができます。
付属のベルトを活用することで、シートベルトに装着・固定できるので、ペットとのドライブや通院の際にも便利です。
さらに、キャリーカートにセットすることもできます。

商品ページ:Pet Carrier muna BC

Pet Carrier muna CS2


こちらは、ペットとの移動が簡単に行えるのが大きな魅力です。
キャスター付きのペットキャリーとなっており、避難する際も楽に移動ができます。
また、普段からペットの居場所として使えるので、万が一の際にペットを慣らしておくという点もおすすめです。
さらに、事故や怪我防止のために、飛び出し防止のリードが付いており、爪で引っ掻いても破れにくいメッシュ素材も使っています。

防汚加工や撥水加工が表面に施されているのも大きなポイントです。
普段から使えて、万が一の際にも安心のこちらのアイテムをぜひご活用ください。

キャリーやケージには、さまざまなものがありますが、普段から使えるものや安全性の高いもの、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

商品ページ:Pet Carrier muna CS2

まとめ

ペットを飼っている人は、万が一の際に備えて、自分のものだけでなく、ペットのための避難グッズを準備しておく必要があります。
また、準備をしておくだけでなく、ケージやキャリーについては普段から使用して、ペットに慣れさせておくことも重要です。
ケージやキャリーは価格だけで選ぶのではなく、安全性や使いやすさ、普段からシーンにあわせて使えるものを選ぶようにするとよいでしょう。