猫が毛玉を吐くのはなぜ?動物病院での診察は必要?

2024.08.05全て商品の選び方猫関連コラム

猫を飼っている人の場合、猫が毛玉を吐くというシーンを見たことがあるでしょう。
そこで気になるのが、「どうして猫は毛玉を吐くのか?」ということです。
今回のコラムでは、猫が毛玉を吐く理由や動物病院での診察が必要なのか、について解説します。

猫が吐く毛玉は体内にたまった抜け毛

猫を飼っている人は、猫が毛玉を吐いているというシーンを見たことがあるかもしれません。
そのようなシーンを見ると、「体調が悪いのだろうか?」「病院に行かなくてもよいのだろうか?」と不安を感じることでしょう。

まず、猫が吐く毛玉についてですが、これは猫の体内にたまった抜け毛と言われています。猫は、自分の体を清潔に保つためグルーミングを行っていますが、その際に、体毛が体内に取り込まれてしまうのです。
通常は、便と一緒に体外に排出されるのですが、体内にたまった毛の量が多い場合には、排出しきれずに毛玉という形で体外に排出されます。
そのため、猫が毛玉を吐くという行為は、自然現象ともいうべきもので、それほど大きな心配はないでしょう。

ただし、猫が吐いたものの中に、異物が混じっている場合や血が混じっている、頻繁に毛玉を吐くなどの場合には、動物病院で診察や治療を受けることをおすすめします。

毛球症(もうきゅうしょう)に注意が必要

猫が毛玉を吐くというのは、それほど大きな心配はいらないと解説しましたが、注意しなければいけないこともあるのです。
その注意しなければいけないことというのが、「毛球症」と呼ばれる病気。
この病気は、猫の体内にたまった抜け毛が塊となってしまい、さまざまな症状を引き起こしてしまうのです。
毛球症の症状としては、次のようなものが挙げられます。

・便秘
・下痢
・嘔吐
・食欲不振
上記のような症状が猫に見られるという場合には、毛球症の疑いがあるため、動物病院で診察や治療を受けるようにしましょう。
大きな塊となってしまうと、開腹手術が必要となる場合もありますので、獣医に早めに相談することが大切です。

毛球症の予防にはブラッシングが大切

猫を飼うときに、気をつけたいのが毛球症と解説しましたが、具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか?
予防方法について解説します。

ブラッシングを行う

予防として大切なのが、定期的なブラッシングです。
毛球症の場合、原因となるのは猫が体内に取り込んでしまう抜け毛となりますので、体内に取り込まれてしまう抜け毛の量をできるだけ少なくすることが大切となります。
抜け毛の量をできるだけ少なくするためには、定期的にブラッシングを行い、抜け毛を減らすことです。
余分な抜け毛を減らすことで、体内に取り込まれる抜け毛を少なくすることができます。

とくに、換毛期の場合には抜け毛の量が増えますし、その分猫が体内に取り込んでしまう毛の量も増える傾向にあるため、しっかりとしたケアが必要です。

食事を工夫する

ブラッシング以外にも、予防方法があります。
その方法とは、食事を工夫するというものです。
具体的には、食物繊維などを多く含む、毛玉ケア向けに作られたもののこと。
一般的なキャットフードよりも、食物繊維など排出を助けてくれる成分が含まれているので、毛玉を体外に排出するのに役立ちます。

ストレス対策を行う

猫は、体を清潔にする以外にも、ストレスや緊張感を緩和するために、グルーミングを行うことがあるのです。
猫が感じるストレスには、さまざまなものがありますが、急激に環境が変化してしまうと、大きなストレスを感じる場合があります。
できるだけ猫にストレスを与えない、あるいはキャットタワーを用意するなど、猫のストレスが解消できるような環境を整えるようにするとよいでしょう。
その他では、猫と遊んであげる時間を増やすなどもストレスを軽減するのに効果を期待できます。

ブラッシングを行う際は猫の毛の流れに沿って行う

猫の病気を防ぐためには、定期的なブラッシングが欠かせません。
しかし、ブラッシングについて正しく行えていないという場合もあるようです。
そのため、正しいブラッシングについて知っておきましょう。
ブラッシングで大切なのは、猫の毛の流れに沿って行うことです。

この毛の流れに沿って行うことで、毛並みが整うのはもちろんですが、血行がよくなるという効果も期待することができます。
また、猫によってはブラッシングが好きな子もいれば、嫌いな子もいますので、嫌いな子については、できるだけ短い時間で行うことを心がけるのがよいでしょう。
ブラッシングを行う際は、猫の首からお尻に向かって行うのが一般的です。
それから、ずっと同じブラシを使うのではなく、顔のまわりや足の部分についてはコームを使うのもよいでしょう。

その他では、短毛種と長毛種で使用するブラシを使いわけるのもおすすめです。
短毛種の場合には、ラバーブラシを使う人が多くなっています。
ラバーブラシを使用することで、抜け毛をしっかりと取り除くことが可能です。
短毛種の場合は、ブラッシングの頻度は、週に1~2回。
ただし、換毛期の場合には、できるだけ毎日ブラッシングを行うようにする必要があります。

長毛種については、毛がからまりやすいのが特徴なので、猫がグルーミングを行うだけでは、抜け毛が取り切れないというケースが多いです。
そのため、ブラッシング効果の高いブラシを選択する必要があります。
よく使われているブラシは、スリッカーブラシです。
長毛種は、毛がからまりやすいので、できるだけ毎日のブラッシングを心がけましょう。

グルーミングにおすすめのアイテムについて

猫のグルーミングは、病気を防ぐためにも重要であると解説しました。
そこで、知っておきたいのがグルーミングにおすすめのアイテムについてです。

Groomoグルーモ


こちらのアイテムは、簡単に使えて、猫とのコミュニケーションがとれる粘着ローラーとなっています。
撫でるように使用することで、ペットのグルーミングが可能です。
粘着シートによって、しっかりと抜け毛をキャッチしてくれます。
また、クシの先端部分については、丸くなっているので、ペットの体への負担も少なく、ペットとの心地よい時間を共有することが可能です。
それから、おしゃれな空間にも合うのが特徴。
グルーモは立てて置くことができますし、粘着テープの部分を見せないようにすることができます。

さらに、ローラーの部分は、猫の毛が付いてしまった衣類もしくは、ソファなどの抜け毛を取るのにも活躍してくれるので、家にあると非常に便利です。
猫専用グッズというわけではなく、ペットウェアやカーペットなどにもお使いいただけます。
価格も非常にリーズナブルですので、ぜひご自宅でご活用ください。
ペットとのコミュニケーション、抜け毛の掃除に大活躍してくれます。

商品ページ:Groomoグルーモ

まとめ

猫が毛玉を吐くのは、体内にたまった抜け毛を吐き出すためです。
そのため、猫が毛玉を吐くだけであれば、それほど大きな心配はいりません。
ですが、吐き出したものに、異物が混じっている場合や血が混じっている場合などは、動物病院で診察や治療を受ける必要があります。
また、毛球症になる可能性があるので、日頃から猫をしっかりと観察しておくとよいでしょう。
予防するためには、定期的なブラッシングを行うことや、食事を工夫することが大切です。