犬と旅行を楽しむための3つのポイント|車・電車・飛行機などの移動別で紹介

2024.01.31全て犬関連コラム

愛犬といっしょに旅行を楽しみたいと思っていても、準備が大変そう、犬連れで行ける場所が限られるな、と諦めている飼い主さんも多いかもしれません。でも最近は、犬連れでも泊まれる宿泊施設やいっしょに楽しめる施設も増えています。ぜひ、愛犬との旅行を検討してみてはいかがでしょうか?
この記事では、愛犬といっしょに旅行を楽しむためのポイント、旅行プランの立て方、おすすめのアイテムなどを紹介します。

飼い主が絶対に知っておくべき!犬と旅行を楽しむための3つのチェックポイント

犬と旅行を楽しい思い出にするために知っておきたい3つのポイントをまとめました。安全かつ快適な旅行のためにも、ぜひ参考にして準備を進めましょう!

愛犬の年齢・健康状態・ワクチン接種状況を確認

いっしょに旅行を楽しむためには、愛犬の体調がなによりも重要です。
旅行の数日前から愛犬の健康状態に注意してください。下痢や嘔吐、食欲不振など、いつもと違う様子が見られた場合は、旅行を中止する勇気も必要です。
とくに、体力のない子犬や老犬の体調の変化を見落とさないようにしてください。無理のないスケジュールを組んで、旅行中も体調に気を配りましょう。
感染症予防のため、ワクチン接種を利用条件にしているホテルやドッグランなどの施設もあります。毎年のワクチン接種に漏れがないか確認しておきましょう。
子犬を同伴させる場合は、3回のワクチン接種が完了していることが最低限の条件となります。また、体力がないことを考えても、生後6ヶ月未満での旅行デビューはおすすめできません。

旅行に適した性格・しつけはできているか

犬といっしょに旅行をするためには、最低限のしつけができていることも重要です。
社会化のトレーニングや「待て」「おいで」「とまれ」「座れ」などの基本のしつけは完璧にしておきたいところです。これらのしつけができていれば、愛犬が興奮した際に落ち着かせることができますし、万が一の際にも呼び戻しができます。
そのほか、移動手段によっては、クレートトレーニングも必要です。また、泊まりがけの旅行では、トイレや無駄吠えのしつけもマスターしておきましょう。宿泊施設によってはトイレトレーニングができていることが宿泊の条件になります。
そして、もうひとつ考慮したいのは、愛犬の性格です。犬も人間と同じく、社交的で明るい犬もいれば、神経質で臆病な犬もいます。そのため、性格によっては旅行に連れて行くのが難しい犬もいます。
飼い主といっしょに旅行を楽しめる犬の性格としては、好奇心旺盛で社交的なタイプです。そのような犬であれば、環境の変化も楽しんで受け入れることができるでしょう。

犬が旅行で感じる「ストレス」を把握する

旅行中は環境や生活習慣の変化が原因でストレスを感じてしまう犬もいます。たとえば、以下のようなことがストレスになります。

・はじめての場所や人
・公共の乗り物での移動
・トイレを我慢
・食事の時間やフードの変化
・運動不足

犬にとってははじめての場所や人、慣れない乗り物での移動などは刺激が強すぎてストレスになってしまう可能性があります。
とくに、食事には注意しましょう。ペット可の宿泊先に犬用のメニューを用意している場合もありますが、できるだけいつものドッグフードを与えることをおすすめします。
そのほか、いつものように運動ができない、トイレを我慢するといったストレスもあります。愛犬の様子に注意し、できるだけいつも通り過ごせるようにしましょう。

犬のことを第一に考えた「旅行プラン」の決め方

愛犬との旅行を楽しむためには、事前の調査が重要になるでしょう。旅行プランを立てる際に注意するべきポイントと決め方について紹介します。

その1:チェックポイントを確認

まずは、上にあげたチェックポイントをクリアできているか確認しましょう。愛犬との楽しい旅行のためには事前準備がとても大切です。
チェックポイントを以下にまとめますので、もう一度確認してくださいね。

・1年以内に各種ワクチンを接種している
・体調は万全か
・生後6ヶ月以上である
・基本的なしつけはできている
・トイレのしつけは完璧
・旅行中に愛犬が受けるストレスを把握しているか

 

その2:旅行先の周辺環境を確認

旅行先の周辺に犬といっしょに楽しめる施設があるか確認しましょう。また、犬の同伴が可能な施設でも、すべての犬といっしょに楽しめるとは限りません。
たとえば、以下のような条件がある場合もあります。

・同伴可能な犬の大きさが決められている
・ワクチン接種証明書の提示が必要
・入場できる頭数が制限されている

また、近隣に愛犬といっしょに入れる飲食店があるのか、公園やドッグランなど愛犬が楽しめる施設があるかも忘れずに確認しておきます。さらに、いざというときに受診できる動物病院もいくつかピックアップしておきましょう。

その3:ペット同伴OKな宿泊施設を探す

愛犬といっしょに旅行する際に、いちばん重視したいのが宿泊先です。愛犬が快適に過ごせることを優先して選ぶようにしましょう。
宿泊施設では、感染症予防のため、ワクチン接種を義務づけている場合があります。また、トイレのしつけ、無駄吠えをしない、部屋ではサークルまたはケージで過ごすなど施設によってさまざまなルールが設けられています。
事前にしっかりと調べたうえで、わからない点があれば宿泊施設に問い合わせましょう。

その4:移動方法を決める

旅行先が決まったら次に愛犬との移動方法を確認しましょう。犬連れでは以下の移動方法があります。

・自動車
・電車
・飛行機
・フェリー

移動方法の決め方のコツ

どのような方法で移動するかは、距離や時間などによってある程度限定されます。
愛犬の様子を見ながら移動したい場合は自動車か電車での移動になります。自動車での移動なら、好きなタイミングで休憩ができたり、愛犬の様子を常に確認したりすることができます。乗り物で興奮してしまう犬にもおすすめの方法です。
飛行機の場合は貨物室で預かりになり、基本的にはいっしょに過ごすことができません。航空会社や季節によっては、短頭種は預かり不可となっていますので注意しましょう。
また、フェリーも基本的には専用の部屋での預かりとなり、ケージで過ごすことになります。少数ですが、同じ部屋で過ごせるフェリーもあります。
それぞれの移動手段の特徴を理解し、愛犬の性格なども考慮しながら決めましょう。

その5:ストレス軽減のためのアイテムを用意する

愛犬が旅行中にも安心して過ごせる環境にすることで、ストレスを減らすことができるでしょう。犬にとっては慣れない環境もストレスになりますので、なるべく愛犬の匂いがついている愛用品を持っていくのがおすすめです。
たとえば、愛犬のお気に入りのおもちゃ、愛用のベッド、トイレシーツなどです。また、食事が突然変わるのもストレスになりますので、いつものドッグフードを持参しましょう。気を紛らわすためには、好物のおやつも有効です。
旅行に行くからと持ち物を新調したくなるかもしれませんが、犬にとっては愛用品がいちばんです。

犬の旅行におすすめのカバン・グッズ

 

愛犬とのお出かけでは、首輪やハーネス、リード、キャリーバッグ、いつものドッグフードなどは必須ですが、その他にも以下のようなアイテムがあると便利です。

・両手が空くキャリーバッグ
・ドライブボックス(自動車で移動する場合)
・折り畳みできる食器
・ペット用ウェットティッシュ
・ビニール袋

愛犬との旅行では、両手の空くキャリーバッグがあると便利です。おすすめは、ゆったりと過ごせるサイズの「Pet Carrier muna BC」。4way仕様なので状況によって使い分けることも可能です。大き過ぎず程よいサイズ感で、中は奥行きのあるゆったりとしたスペースになっているため、ワンちゃんが快適に過ごせます。

※商品ページ:Pet Carrier muna(ペットキャリアミュナBC)
自動車での移動がメインならドライブボックスとしても使えるキャリーバッグ「3Way Drive&Carry3」もおすすめです。
付属の車載用ベルトでシートにセットできます。また、カフェやピクニックなどで使えるマットとしてもお使い頂けます。

※商品ページ:3Way Drive&Carry3(3ウェイ ドライブ&キャリー)
また、折りたたみの食器は、軽くてかさ張らないので旅行にぴったりのアイテム。
そのほか、万が一の粗相に備えてマナーパンツがあると安心です。臭いの漏れないビニール袋は排泄物の処理用に持っていきたいアイテムです。

愛犬との旅行を楽しむには事前の準備が大切

 

愛犬との旅行は事前の準備で決まると言っても過言ではありません。現地に行ってから、あれが足りない、犬といっしょに楽しめないとなってはせっかくの旅行が台無しになってしまいます。
また、愛犬の体調やストレスにも配慮が必要です。無理のないスケジュールを組むことも重要です。
旅行が愛犬との楽しい思い出になるように、しっかりと準備してお出かけしましょう!